- 読み:
- しぜんかんきょうほぜんほう
- 英名:
- Nature Conservation Law
自然環境を開発から守るために、1972年につくられた法律。施行は翌1973年。自然環境保全基本方針の策定や、環境大臣による地域指定制度などを柱とする。とくに、人の活動の影響を受けずに原生の状態を維持している「原生自然環境保全地域」では、一部地域への立ち入りや開発行為などが制限され、違反すると最大で100万円の罰金が科せられる。また、「自然環境保全地域」内でも許可なく開発行為などを行うことはできない。本法は2009年に改正され、生物多様性の確保が法の目的に追加されたほか、生態系維持回復事業が創設され、罰則も強化された。