学校や旅館など特定建築物の所有者には、建築物衛生法に基づき、空気環境の調整や給排水の管理などの維持管理が義務づけられている。建築物環境衛生管理技術者はその業務を監督するために選任され、ビル管理技術者とも呼ばれる。国家試験に合格または講習会を受けた者であることが求められ、ビル管理業務計画の立案や指揮監督、測定、検査及び評価を行うほか、所有者に是正措置を提案することもできる。また、所有者はビル管理業務を委託することができる。近年、レジオネラ菌などの感染症の防止やアスベスト汚染対策など、ビル管理上必要な監督事項は増加し、ビル管理技術者の役割と職責はますます重要になっている。
建築物環境衛生管理技術者はどのような仕事をするのだろうか?
ビルなどの建築物で使用される飲料水や雑用水の安全性はどのように守られているのだろうか?