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「マルチ水平ウェル工法」 とは

読み:
まるちすいへいうぇるこうほう

建設関連の技術・工法を共同開発するために異業種企業が設立した、自動測量研究会(ASCODE)により開発された、FRPM製の「特殊スリット管」を用いた水平井戸築造工法のこと。地下に構造物や樹木があっても、その真下に井戸の設置ができる点が特長だ。地下水位を低下させるための工事や、地下水取水源工事で用いられる。また、既存の建物の下に井戸を築造できる利点を生かして、建築物を移設することなく汚染された地下水を浄化することができる。

マルチ水平ウェル工法を利用することで、建物の建て替えなどの予定がなくても、地下水をくみ上げて、揮発性有機化合物(VOC)などの揚水ばっ気を行うことが可能となる。さらに、上下2段の水平井戸を構築すれば、浄化水を復水することができるほか、浄化水に薬剤を溶解するなどしてバイオレメディエーションによる浄化促進を行うことができる。マルチ水平ウェル工法の普及を目的として活動している団体に、マルチ水平ウェル研究会がある。

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