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「木材ラベリング制度」 とは

読み:
もくざいらべりんぐせいど

持続可能な森林経営の中で産出された木材を認証した上で、その旨を表示(ラベリング)して流通を促進させる仕組みのこと。森林の減少や劣化は世界的な問題となっており、木材の生産に深刻な影響を与えている。森林の健全な成長を図り、地球温暖化対策を含めた多面的な機能を存分に発揮させるには、定期的な間伐や間引きを行うなどの持続可能な森林経営が欠かせない。こうした取り組みを支援・促進するため、国内外にさまざまな認証やラベリングの制度が整備されている。

世界的規模の森林認証制度として、適切で持続可能な森林経営を行っている森林を認証するFSC(森林管理協議会)がある。FSCの認証を受けた森林から生産された木材や木材製品には、独自のロゴマークが付けられて市場で流通される。一方、日本独自の認証制度として、2003年に官民の協力によって設置されたSGEC(緑の循環認証会議)がある。SGECによる認証を受けた森林から産出された林産物には、「SGECマーク」が表示される。SGECの認証森林は、2010年4月現在で94件ある。

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