サイト内
ウェブ

「モーダルシフト」 とは

読み:
もーだるしふと
英名:
Modal Shift

貨物輸送の手段を、より環境負荷の小さいものへと転換すること。具体的には、輸送の主流をトラックから鉄道や船などへ転換して、物流の効率化を推進していく動きを指す。国土交通省などの資料によると、1tの貨物を1km運ぶ際に排出される二酸化炭素(CO2)の量は、トラックを使用した場合に比べて鉄道は8分の1、海運は4分の1で済む。また、窒素酸化物(NOx)や浮遊粒子状物質(SPM)などの大気汚染物質の排出も少ない。こうした地球温暖化対策をはじめとする環境対策上の理由に加えて、物流の効率化によるコスト削減という利点もあり、モーダルシフトの重要性が高まっている。

モーダルシフトを進めていくためには、鉄道や海運事業者の体制が整備されることが必要だ。国交省はモーダルシフトの流れを加速させていくために、地方運輸局で企業などからの相談を受け付けているほか、「モーダルシフト事例公表制度」を設けている。また、2010年に「モーダルシフト等推進官民協議会」を設置して、貨物輸送における環境負荷の低減を目指す企業の取り組みを支援している。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。