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「耐用1日摂取量(TDI)」 とは

読み:
たいよういちにちせっしゅりょう

人の健康影響を考える上で、生涯にわたってとり続けても問題ないとされる化学物質の量に関する指標。近年、ダイオキシン類の耐用1日摂取量が注目されている。日本では1999年に施行されたダイオキシン類対策特別措置法の施行令で、4pg-TEQ/kg体重/日(1日体重1kg当たり4pg)と定められている。その算定にあたっては、WHO(世界保健機関)の専門家会合と同じものが採用された。なお、一時的に多少超過するダイオキシン類を摂取しても健康を損なうことはない。2008年に環境省が発表した、2006年度におけるダイオキシン類の蓄積・ばく露状況などの調査結果によると、食事経由のダイオキシン類摂取量は対象者全員の平均値で0.65pg-TEQ/kg体重/日だった。この数値と、同時に調査が行われた血液中ダイオキシン類濃度との間には関連が認められた。また、血液中ダイオキシン類濃度は年齢が高くなるごとに高くなる傾向があることもわかった。

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