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「残留塩素」 とは

読み:
ざんりゅうえんそ
英名:
Residual Chlorine

水道水などを塩素消毒した後に残る、酸化力をもつ塩素のこと。自然界には存在せず、塩素イオンとは化学的に性質が異なる。上下水道施設では最終的な浄水の段階で、滅菌消毒のために塩素を加えている。残留塩素には、次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンなどの遊離残留塩素と、アンモニアや有機性窒素化合物などと結合した結合残留塩素がある。

水道法施行規則は、蛇口における水に含まれる遊離残留塩素の含有率を、100万分の0.1(0.1mg/リットル)以上に保つことと定めている。結合残留塩素の場合は0.4 mg/リットルだ。ただし、供給水が病原生物に汚染されるおそれがあるなど緊急時には、遊離残留塩素で0.2mg/リットル以上、結合残留塩素で1.5 mg/リットル以上にすることを求めている。残留塩素は塩素臭があるほか、水道水源における塩素処理によりトリハロメタンなどの発ガン性物質を生成する場合もあることが指摘されている。

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