サイト内
ウェブ

「レッドデータブック」 とは

読み:
れっどでーたぶっく
英名:
Red Data Book

国際自然保護連合(IUCN)によって1966年から発行されている「全世界の絶滅のおそれのある動植物のリスト」のこと。表紙が赤いことから、「レッドデータブック」と呼ばれるようになった。野生動植物を保護するために必要な、生息状況などの基礎的な資料が掲載されている。一方、レッドリストは絶滅のおそれがある種や個体の数をランク付けしてまとめたもので、掲載対象や項目などはレッドデータブックより広い。

日本では環境省(当時は環境庁)が1989年に植物の、1991年に動物の「日本版レッドデータブック」を、多くの学者や自然愛好家の協力を得て作成した。この調査により、日本の野生動植物全体の10%以上が絶滅の危機に瀕していることがわかった。1995年に見直し作業が行われ、分類群ごとに作成・公表されたレッドリストを基に新たな日本版レッドデータブックが編纂された。その後、2000年には動植物の分類群についてレッドリストの見直しが行われ、すべてのレッドデータブックが刊行された。また、地方自治体などが独自のレッドデータブックを作成することも多い。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。