旭硝子財団が2002年に創設した、地球環境に関する世界最大規模の国際的な表彰制度。地球環境問題の解決に貢献した個人や団体・組織を対象に、毎年原則２件を表彰する。対象となるのは主に科学技術の分野で、地球温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊、エネルギー・食糧問題、河川・海洋汚染など多岐にわたる。受賞者には賞状・トロフィーに加えて、副賞として賞金5000万円が贈られる。
第１回目の1992年度は、気候変動予測の先駆的な研究により温室効果ガスの役割を定量的に解明した真鍋淑郎博士と、英国の国際環境開発研究所が受賞した。第21回目の2012年度は、エコロジカル・フットプリントを提唱したウィリアム・E・リース教授及びマティス・ワケナゲル博士と、生物多様性研究の第一人者であるトーマス・E・ラブジョイ博士が受賞した。
