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「ファイバーリサイクル」 とは

読み:
ふぁいばーりさいくる
英名:
Fiber Recycling

古着をはじめとした古繊維をリサイクルすること。日本で2004年度に繊維製品の製造に使われた繊維原料は114万tで、そのうち15万tが産業廃棄物として廃棄された。一方、同年度に排出された古繊維は230万tだが、再生利用されたのは約10万tに過ぎない。しかし、古繊維は原材料ごとに仕分けして再生すれば、新たな繊維材料として再生することができる。中小企業基盤整備機構は2006年に「繊維製品リサイクルの現状調査」を実施し、産業界による繊維の3Rに関する状況などを報告した。その後、同機構は2009年に経済産業省と共同で「繊維製品リサイクル・モデル事業」を立ち上げ、「無印良品」ブランドを展開する良品計画などが参加している。

一方、2004年度に排出された古繊維のうち約9割が廃棄物として処理され、リユースされたのは23万tに過ぎなかった。しかし、消費者の間でまだ着られる衣料品を譲り合ったり、リサイクルショップやネットオークションなどの場で販売したりする取り組みが、ここ数年で盛んになっている。また、中古衣料として国内はもとより、東南アジアなどの海外へ輸出される古着も多い。古着のリユースを進めるには、回収拠点まで古着をもち込む方法や業者の工場へ直接送る方法などがあり、窓口となって回収する市民団体やネットワーク、地方自治体、企業などが増えている。

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