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「ファクター10」 とは

読み:
ふぁくたーてん
英名:
Factor10

資源投入量あたりの財やサービスの生産量(資源生産性)を、10倍にすること。当初、ドイツのヴッパータール研究所などを中心に、同じく資源生産性を4倍にする「ファクター4」という考え方が示された。その後、1994年にF・シュミット・ブレークが著書の中で、最終的なサービスを提供するために製品のライフサイクル全体にわたって集計される物質量を考慮する「エコリュックサック」概念を提示。持続可能な社会の構築には、よりレベルの高いファクター10への取り組みが必要であるという考え方が欧州を中心に広まった。

ファクター10は、エネルギーよりも散逸しにくい製品など素材レベルで行う方が実現しやすいとされている。メーカーによる取り組みとしては、東芝グループが「東芝グループ環境ビジョン2050」の中で、地球と調和した人類の豊かな生活を実現するために「ファクター10」を設定している。同社製品のライフサイクル全体について、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスはもちろん、鉄などの資源の消費や廃棄物の発生などで生じる環境影響を総合的に評価するものだ。

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