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「コーデックス」 とは

読み:
こーでっくす

 国際食品規格の略称。コーデックス食品規格、コーデックス基準ともいう。国連食糧農業機構(FAO)と世界保健機構(WHO)が共同で設立した食品規格委員会(コーデックス委員会)が定めた。正式には、コーデックス・アリメンタリウス(Codex Alimentarius)というラテン語だ。世界的な食品の貿易量増大に伴い、各国間の食品に関する規制の違いが問題になったため、FAOとWHOが1962年に共同で国際政府間組織として同委員会を設置。国際的な食品規格の策定を通じて、消費者の安全確保と公正な食品の貿易を確保することに取り組んでいる。事務局はイタリアのローマに置かれており、加盟国は2006年12月時点で174カ国。また、オブザーバーとして消費者団体や業界団体も参加している。日本は1966年に加盟した。コーデックスには、農薬残留基準や食品添加物などに関して策定したガイドラインのほか、食品を製造・加工する際のガイドライン、勧告なども含まれている。このガイドライン自体に拘束力は無いが、WTOの多角的貿易協定のもとで、国際的な制度調和を図るものとして位置付けられており、加盟国への影響は大きい。コーデックス委員会が食品安全管理システムとして導入したHACCP(ハサップ)ガイドラインは、欧米など各国への普及が推奨されている。

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