このところ写真に著作者IDを書き込んでいる
日本写真著作権協会 JPCAという組織がある。これは写真関連団体10団体が関連団体で、その写真団体の会員は自動的に日本写真著作権協会の会員ということになる。
写真の著作権を保護すると共に、円滑な利用を行うための著作者IDというのが各会員に与えられる。例えばぼくのIDはHJPI320800000271だ。
写真家検索システムでそのIDを入れると属している写真団体とその氏名が検索できる。
SSP日本自然科学写真協会も関連団体で、会員にはこの著作者IDが付与されている。実のところぼくも著作者番号すら覚えておらずに今まで使ったことがないのだが、先日JPCA newsの表紙を担当したら、そこに著作者IDが記されていたので、そうか、これからの時代、海外での写真使用なども考えると著作者IDを使うのもよいのではないかと思ったわけだ。
ネット上に写真が氾濫する状態ではコピーライトを書いても、それがどこの誰かまでは行き着けない場合も多いだろう。そんな時に著作者IDを書いておけば、使用する側にもメリットはあるわけだ。
IDの最初の32はSSPの会員であることを示している。どうやら最後の3桁が各会の会員番号のようだ。SSPの会員になれば写真家固有の番号が使えるから、SSP会員の方は積極的に使って見るのも良いかもしれない。著作者IDそのものは国際規格のものらしいが、今の所日本語にしか対応していないというのは、ちょっと問題かもしれない。
写真はTirumala septentrionisの卵。
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