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がん手術した鼻は、退院直前でも黒く変色したまま…「顔が変わるのって怖い」猛烈な不安【漫画の作者に聞く】

  • 2024年5月2日
  • Walkerplus

2児の母であるやよいかめ(@yayoi_kame)さんの闘病コミックエッセイ「鼻腔ガンになった話」。鼻づまりで病院に行ったら突然「がん」宣告。その後の生活や心境の変化を描き、WEB累計4500万PV超と反響を呼んでいる。

同コミックの続編「続 鼻腔ガンになった話 未来への道」が、2024年3月に電子書籍で発売されたばかり。一部抜粋し、ご本人へのインタビューとともにお届けする。

※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。

■鼻に詰まった包帯が取れるようになったら退院
鼻腔がんの手術後、しばらく鼻の穴は包帯がぎゅうぎゅう詰め。不快感が続く一方で、患者仲間との会話がストレス解消になっていた。

「鼻の中の包帯を取ったら、翌々日には退院していい」とお医者さん。しかし包帯を取る直前、よりによって、トラブルで火災報知器が鳴り響く!しかも避難せずに処置続行…。

無事退院の時期は決まったが、相変わらず鼻は黒いままで不安は消えない。さらに、退院後に再発リスクを下げるための生活改善策が気になり始めた。やよいかめさんが退院後の暮らし方にこだわるのは、理由があった。大腸がんで亡くなったおばの存在だ。

■心配していた鼻の黒ずみは…
包帯を鼻から取り出す処置はどんなものだったのだろうか。「痛くはないんですが、ずっと違和感があって、口呼吸しかできませんでした。おそらく5分ぐらいだったと思います。鼻のものすごく奥まで小さい包帯がいくつか詰まっていて、それを細長いピンセットで取っていくので、生理的に涙も出るし、危ないからじっとしておかないと、という緊張感もあって、終わったらどっと疲れました」

そして、退院時まで鼻の黒さは取れなかった。「一番最初に鏡で見たときが一番黒かったので、とにかくショックでした。先生に『薄くなる』と言われてもどれぐらい薄くなるのかわからないし、ずっと残るのかもしれないと思うと怖かったです」

しかし、うれしいことに日が経つとどんどん薄くなっていった。「ホッとしました。1カ月くらいで他の人にはわからなくなったと思います。思ったより早く黒ずみが引いてきたので、後は『少し黒いのが残ったとしても、私にはコンシーラがある!化粧で何とかなる!』と思ってあまり気にしないようにしました。半年後には完全に綺麗になっていたと思います」





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