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悪役なのに「まじめか?」弱すぎ勇者軍(免疫)VSまじめ魔王(病魔)の“闘病”ファンタジー!?【作者に聞く】

  • 2023年8月4日
  • Walkerplus

「マジメで知的な魔王軍」VS「激ヨワ勇者軍」という逆転設定のファンタジー漫画かと思いきや、何かが違う…!?この漫画は、ある青年の体内で繰り広げられる「マジメに活動する病魔(魔王軍)」VS「機能しない免疫(勇者軍)」を描いた“闘病ラブファンタジー”だった…!


主人公は、森重大地(24歳)。友達なし、親は毒、会社は黒い…という三拍子揃った病人である。病状は思わしくなく、生きる気力もない。ある日、“免疫が病気と闘うイメージを持つと治癒率があがるとかあがらないとか”という内容の講演を視聴させられ、言われたとおりにイメージしてみると、両者の闘いの夢を見るようになった。夢にしては痛みも伴うため、彼はそれを「己の体内世界への転生」だと解釈した。

そんなある日、フィールドでのエンカウント率は低いはずの魔王と遭遇。自分の病状を悪化させている魔王軍のボスから直々に、敵の巣窟・魔王城へ招かれ、事もあろうか“魔王軍会議”に参加させられてしまう。

その会議で魔王の口から語られたのは、「勇者軍(※免疫)が弱くなって領地が広がり、景気はうなぎ登り。ベビーブーム(※新しい病魔や転移)も来ていていろいろと開発が必要…」というマジメな悩み。魔王は自軍の民のことを第一に考え、頭を悩まし心を痛めていた。そんな魔王の一面を知り、魔王のことが嫌いになれなくなってしまった主人公は…!?

この漫画の著者は、会社員として勤める傍ら、漫画家としての活動を兼任している新田せん(@nittasen)さん。通勤電車の中などでアイデアがひらめくことも多く、会社勤めをしていることを生かして創作活動に取り組んでいる。得意とする漫画の分野はラブコメで、「それしか描けないとも言えます(笑)」とニコリ。本作について話を伺ってみた。

――本作「なにゆえ もがき いきるのか?」の構想を思いついたきっかけについて教えてください。

SDGsとか言いながらも経済活動はやめられず、地球環境の破壊を一向に止められない人類が、まるでがん細胞やウイルスのようだなと思ったことがきっかけです。逆にいえば、そういった病原体も好きで体を破壊してるわけじゃないのかなと!だって宿主が死んだら、自分たちもともに滅亡してしまうわけですから。

――こだわった点や見どころなど教えてください。

あまり言うとネタバレになるので、一言で言うと「ジレンマ」です。

――ズバリ、お聞きします!魔王城のモデルは、もしかして都庁でしょうか?

ご想像にお任せします(笑)

魔王との出会いが主人公の考えを変えていった。しかし本来、相対する利害を持つ両者は相容れない。どんなに互いの存在を尊重したくても…だ!!果たしてこのファンタジーはどんな結末を見せるのか?エンディングは、“ラブコメが得意”と語っていた作者ならではの展開が待っているので、最後までお楽しみに!

取材協力:新田せん(@nittasen)

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