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キャンプ場徹底解剖!「浜オートキャンプ場」(愛知県美浜町)|2023年3月オープン!本当は教えたくない!?海を満喫できる絶景キャンプ場

  • 2023年6月2日
  • Walkerplus

2023年3月にオープンした「浜オートキャンプ場」(愛知県知多郡美浜町)。穏やかな三河湾のすぐ横に位置する絶景ロケーションで、海をとことん満喫したいキャンパーから早くも人気を集めている。そこで、キャンプ好きライターが現地を徹底取材!その魅力をキャンパー目線で紹介する。

■【アクセス】名古屋から約60分の好アクセスで“海キャン”が楽しめる
「浜オートキャンプ場」は、愛知県知多半島の中ほどに位置する美浜町の、三河湾に面した海沿いにある。南知多道路・南知多ICから車で約12分、名古屋市内からの所要時間は車で約60分というアクセスのよさだ。

南知多ICから県道52号を経由し、国道247号を南へ進むと道沿いに看板が見えてくる。そこから海に向かって小道を進めば、すぐにキャンプ場へ到着する。

■【キャンプサイト】どのサイトもすぐ横は海!潮風と波の音を満喫
まずは管理棟で受付を済ませよう。約8300平方メートルの広々とした場内はシンプルな設えで、サイトは“A”と“B”の2会場。管理棟や水場などがあるA会場と、管理棟から田んぼを挟んで徒歩1、2分ほどの場所にあるB会場だ。全てオートサイトで、自分のサイト内であれば自由にレイアウトできる。

A会場は元々の地形に合わせて区分けされており、各サイトの広さは約80〜90平方メートルで、全部で31サイト。B会場は各サイト広さ約75平方メートルで、計12サイトある。ともに通路を囲むようにして、海側と陸側に2列並んでサイトが配置されている。予約時に希望サイト番号を伝えれば指定も可能だ。事前に下見をしておきたい人は、管理棟の営業時間内であれば見学も受け入れている(希望者は管理棟で受付必須)。

海が特に近く感じられるのは、B会場の32~37番だろう。とはいえキャンプ場全体が海のすぐそばなので、どこに居ても海を楽しめることには違いない。

場内に日差しを遮るものはほとんどないので、特に日差しの強い夏場はタープが必須になりそう。しかし場所柄、海風が強く吹く可能性もあるので、その際はタープの設営方法や方角などを工夫する必要がありそうだ。

地面は砂利が混じった土で、強風の場合はペグが抜ける懸念もあるので、長めのペグを用意しておこう。装備に不安がある人は海側ではなく、A会場28番など木々に面したサイトを選ぶのがおすすめ。

また、本来AC電源付きサイトとして整備はされていないものの、A会場の1番から4番までは、延長コードを使用して管理棟の電源が利用できるそうなので、希望者は予約時に相談してみよう。なお、焚き火は全サイトOKだが、直火は禁止。焚き火台と焚き火シートを使用することがルールだ。

■【過ごし方】釣りや磯遊び、何もせずただ海を眺めるのもいい
このキャンプ場最大の魅力は、なんといってもロケーションだろう。特に釣りキャンパーにとっては、キャンプをしながら横で釣りができるという絶好の“釣りキャン”スポットと言える。ちなみに釣りをする場合は堤防からの投げ釣りが基本で、時期にもよるがキスやセイゴ、アジなどが釣れるそう。

なお、キャンプ場では釣り道具のレンタルなどは行っていないが、車で約3分の場所に、キャンプ場おすすめの釣具店「美浜海倶楽部」がある。釣りにチャレンジしたい人は立ち寄ってみるのもいいだろう。

もちろん、キャンプ場を利用するのは釣りキャンパーだけにとどまらない。海辺にチェアを設置して、ただひたすら海の音を聞きながらのんびり過ごす人も多いのだとか。海を眺めていると、その先に佐久島や豊橋市街が望める。さらに、天候条件がかなりいいタイミングに限られるが、富士山が見えることもあるそうだ。また、この海岸は日の出が美しく見えるスポットでもあるので、天候がいい日はぜひ早起きしてみてほしい。

ちなみにキャンプ場の目の前にある海岸は、数年前までは潮干狩り場として利用されていたのだとか。遠浅だが整備された海水浴場ではないので遊泳は禁止。磯遊びや散策などを楽しもう。

■【各種設備】シンプルな設えながら、ホスピタリティの高さに感動
トイレと炊事場、シャワーは管理棟の横にまとまって設置されている。トイレは男女別で、温水洗浄便座付きの水洗トイレだ。

温水シャワーは無料で利用可能(予約制、1人10分間)なのがうれしい。シャンプー、リンス、ボディソープなども用意されており、無料で使用できるのも高ポイント!

屋根付きの炊事場は広く清潔で、お湯も使える。また、食器洗い用洗剤やスポンジも豊富にそろえられており、使い勝手がいい。管理棟横には無料で使用できるゴミ置場も設置されているが、分別ルールを徹底し、マナーを守って利用しよう。

管理棟には小さな売店があり、薪(針葉樹400円〜、広葉樹900円ほか、仕入れにより変動)や着火剤(2個150円)、氷(1.1キロ200円)などを販売。飲み物は自動販売機が管理棟横にある。一部キャンプ用品のレンタル(テント・1人用ほか1泊2200円〜、BBQコンロ500円ほか)も予約制で行っているので、必要であれば事前に相談してみよう。

シンプルながらアットホームな雰囲気で、どの設備も手入れが行き届いており、管理人の細やかな気配りが感じられる。2023年3月にオープンしたばかりにもかかわらず、全国各地からキャンパーが訪れ、取材を行った5月の時点ですでにリピーターが続出しているというのも納得だ。今後さらに人気になることが予想されるが、キャンパーとしては、本当は教えたくない“穴場”的キャンプ場といえるだろう。



取材・文=前田智恵美/撮影=古川寛二

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