2023年3月14日、東京で2020年・2021年に並ぶ観測史上1位タイのスピード開花を迎えた今年の桜。全国的に平年よりも早い開花を迎えると予想されている中、満開はまだ先でも、いち早く春の訪れを確かめたいという人も多いはず。そこで今回は、現時点の予想から早ければ今週末(3月18日・19日)に咲き始めの桜を楽しめそうな、人気お花見スポットをピックアップしたい。
※各スポットの見頃は2023年3月15日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※その他の内容は取材時点の情報です。
※写真は2022年以前のものです。
■【関東・甲信越】今週末(3月18・19日)咲き始めの桜を楽しめそうな名所
■【東京都】ホテル椿山荘東京の桜 / 各所で桜を観賞できる都内のオアシス
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
昨年2022年に、開業70周年を迎えた老舗のホテル。2月中旬より寒緋桜、修善寺寒桜が咲き始め、4月中旬までに約20種100本の桜が順に見頃を迎える。3月下旬以降は春の陽気の中、ソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇る様子を見られる。また、日没後はライトアップの実施も。闇夜の中で照らし出される桜の姿は必見だ。
■【神奈川県】県立津久井湖城山公園の桜 / 湖を挟む2つの公園を中心に桜もアスレチックも楽しむ
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
湖を挟む2つのエリアを中心に、津久井湖周遊道路にも多数の桜がある。木の生育する場所によって開花時期が少しずつずれるため、比較的長い期間楽しむことができる。2023年3月25日(土)・26日(日)には、花の苑地、水の苑地でさくらまつりを開催(水の苑地の26日は予備日)。
■【神奈川県】衣笠山公園の桜 / 日本さくら名所100選に選ばれる三浦半島随一の桜の名所
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
桜の名所として「日本さくら名所100選」に選ばれている。1907(明治40)年に、日露戦争の戦死者を慰霊するために記念碑が建てられ、桜が植えられた。その桜が今では約2000本になり、春の「衣笠さくら祭」は大勢の人でにぎわう。なお、桜のシーズン中は駐車場が利用不可となり車での来園はできないので、公共交通機関の利用が必要となる。2023年3月23日(木)～4月3日(月)には、衣笠さくら祭が開催。土日を中心にイベントが行われる。
■【神奈川県】相模が丘仲よし小道 さくら百華の道の桜 / 64品種の桜で順次見頃が楽しめる
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
道沿いに植えられている桜64品種によって、1月下旬の寒桜から4月下旬の奈良の八重桜、9月下旬からは十月桜などの秋桜で順次見ごろを楽しめる1600メートルの緑道。現在は、地元の有志で設立された「NPO法人 さくら百華の道」によって、維持管理されている。
■【東海】今週末(3月18・19日)咲き始めの桜を楽しめそうな名所
■【愛知県】木曽川堤の桜 / 樹齢100年を超える見事な桜並木が続く
開花状況：つぼみ(※2023年3月15日現在)
国の名勝天然記念物。138タワーパーク沿いの木曽川堤に、樹齢100年を越える見事な桜並木が約9キロ続く。1885年(明治18年)に堤防一帯に桜が植栽され、現在は400本以上の彼岸桜、しだれ桜を中心とした古木が堤防を覆うように咲く様子は圧巻だ。
■【愛知県】岡崎公園の桜 / 夜桜の情景は東海随一
開花状況：つぼみ(※2023年3月15日現在)
「日本さくら名所100選」に選定されている岡崎公園は、徳川家康公が生まれた城として有名な岡崎城を中心とする公園と周辺にかけて約800本の桜が咲き競い、ことに夜桜風景は東海随一といわれる。駅から10分とアクセスも良く、園内は24時間開放されており、公園内などをのんびり散策することができる。公園内にあるパワースポット「龍城神社」もおすすめ。
■【関西】今週末(3月18・19日)咲き始めの桜を楽しめそうな名所
■【大阪府】黒鳥山公園の桜 / 和泉市を代表する公園で楽しむ花見
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
大阪府和泉市を代表する公園。園内には約850本の桜があり、開花時期には大勢の人々でにぎわう憩いの場となっている。既成市街地の小高い丘に位置していることから眺望もよく、花壇や親水デッキなどもある。
■【京都府】宇治市植物公園の桜 / 夜間特別に無料公開されるしだれ桜は必見
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
京の桜といえば円山公園の祇園枝垂が有名だが、その血縁関係にあるとされる樹齢約70年のしだれ桜はシンボル的な存在で、見頃時期にはライトアップを行う。2023年は3月21日(祝)～31日(金)まで夜間のみ無料で開放される(昼間は有料)。また、八重桜ライトアップは4月14日(金)～16日(日)に開催され、期間中は開園時間が20時(金〜日、祝日は21時)まで延長されるため、夜桜を楽しむことができる。
■【九州】今週末(3月18・19日)咲き始めの桜を楽しめそうな名所
■【熊本県】健軍自衛隊通りの桜 / 約1.5キロの桜並木の美しさは秀逸
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
熊本市電の健軍終点から北へ伸びる約1.5キロの桜並木。通りの両側に満開の桜が連なり、毎年多くの花見客が訪れる。2023年3月26日(日)11:00～17:00に開催される健軍自衛隊通り桜まつりでは、約300メートルが歩行者天国となり、咲き誇る桜の下で出店やイベントが楽しめる。
■【宮崎県】綾の照葉大吊橋の桜 / 雄大な自然を一望できる綾の照葉大吊橋
開花状況：咲き始め(※2023年3月15日現在)
2012年にユネスコエコパークに登録された綾町の照葉樹林地帯に、山桜が咲き誇る。緑輝く森に浮かぶ淡い桜色が美しく、大吊橋までの行程でも、大吊橋の上からでも素晴らしい眺望が楽しめる。吊橋を渡りきると、山の斜面に沿った自然遊歩道が約2キロに渡り続く。
■【福岡県】舞鶴公園の桜 / 福岡城跡を華やかに彩る桜
開花状況：つぼみ(※2023年3月15日現在)
鴻臚館や福岡城などの歴史的に貴重な史跡や施設、競技場などを備えた公園。春になると約1000本の桜が咲き誇り、桜の名所として知られている。
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