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環境省に全国の学生が集合!「“福島の今”と“未来を知る”ためのツアー」を企画する次世代会議が開催された

  • 2022年6月1日
  • Walkerplus

5月28日、福島再生・未来志向プロジェクトを推進している環境省にて「『福島、その先の環境へ。』次世代会議」が開催。参加を志望した全国の大学生18名、福島県内高校生5名が集まり、東日本大震災後の福島に残っている除去土壌などの課題に取り組んだ。

今回、全国の学生たちは、福島の“今”と“未来”を知るためのツアーを企画する会議を開催。福島の除去土壌といった課題を、“学生の視点から同世代にどのように伝えるかを考える機会”としても行われた。同省は「未来志向プロジェクトは、マイナスをゼロにするだけでなくゼロをプラスにするもの。福島の課題を自分ごととして捉えていただく機会にしていただければ」と話す。

学生たちは、参加の志望動機について「現在所属している大学のSDGs団体で得たSDGsの知識を活かし、福島の未来に貢献したいと思ったから」(東洋英和女学院大学 国際社会学部3年)、「まだ知らない福島県の現状を知りつつ、情報発信の一端を体験・携われる良い機会になればと考えたから」(東京都市大学 メディア情報学部3年)とコメント。

「環境再生×地域・まちづくり」「環境再生×観光」「環境再生×農業」「環境再生×新産業・新技術」「環境再生×脱炭素」をテーマに、5つのグループに分かれ、ツアーの見学先を検討していった。

学生たちは、会議でさまざまな意見を出し合っていたが「ツアーにどこまで“楽しみ”を入れたらいいのか…」「農業は体験するだけでなく、何か身に付くものがいいな」「“福島だからこそ”な場所を組み込みたい。復興の象徴も入れたいけれど、どこがいいんだろう」といった悩みの声も噴出。

そして会議後半では、ツアータイトルを付けて、各グループが見学先を発表。例えば、「環境再生×地域・まちづくり」グループは、「震災からたくさんの人々が協力して街を復興させていく、今も続くその物語を五感を使って感じてほしい」との想いから、「福島 ヒト×まち 物語」とツアータイトルをイメージ。復興を遂げた大熊町や、これから原発事故帰還困難区域の避難指示解除を目指す双葉町を訪れ、住民から話を聞くプランを企画した。

「環境再生×観光」グループは「海の福めぐり」とツアータイトルを付け、「原発の処理水による風評被害について考えてほしい」との想いから、水族館や観光交流センターを組み込んだプランを発表した(※プラン内容は調整中。変更の場合あり)。

また、それぞれのグループは発信方法も検討。SNSを使ったものや、福島の復興を後押ししている3人グループ・TOKIOに登場してもらう動画を使った発信方法などが計画された。なお、これらのツアーは、夏頃に特設サイトにて、決定したものを発表予定。参加する学生も募り、現地見学ツアーを実施する。

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