猫を飼い始めたことをきっかけに、猫あるある漫画「初猫物語」を描き始め、Twitterで公開しているまゆなーず(@mayuners)さん。投稿した漫画をまとめた同人誌を制作したり、ついにはKindle版を発行したりとTwitter以外にも活動の場を広げている。そんな、まゆなーずさんに、創作の源になっている愛猫のことや漫画制作について話を聞いた。
――めめちゃんがとてもかわいいですね。実際のめめちゃんをモデルにされているかと思いますが、めめちゃんの性格などを教えてください。
めめは、とても穏やかで優しい子です。どれだけモフモフしても微動だにしません。漫画はすべて実話ですが、噛んだり引っかいたりしているのはやんちゃな子猫時代の出来事で、今は6歳になり落ち着いています。
――「初猫物語」というタイトルから察しますと、めめちゃんが初めての猫ということですよね。
はい、めめが初めての猫です。もともと猫はかわいいと思っていたにも関わらず、実際に飼ってみると想像を遥かに超える最強のかわいさでした。これを人に話すとだいたい「ハイハイ(苦笑)」みたいな顔をされるのですが、私の人生を2つにわけるなら猫前、猫後でわけられると思います。
こんなにかわいいなら「もっと早く飼えば良かった」という後悔が常にあるのですが、でももっと早かったらめめとは出会えなかったので、このタイミングでベストだったんだと思うことにしています。猫を飼いたくて飼える環境もあるけど何となく決心がついていない人には、ぜひ今すぐ飼いましょうと言いたいです。
――猫を飼う前と飼った後で、ご自身が「変わったな…」と思うことや、想像していたのと違っていたことなどはありますか？
猫のお世話はそんなに大変じゃないな、と思っています。椅子や毛布など家の物はボロボロになりますし、換毛期は部屋中毛だらけですが、猫のかわいさの前では些細なことです。特にトイレを覚えてくれる点は、天才的に素晴らしいと思っています。
――漫画を描く上で意識されていることはありますか？
猫の気持ちは猫にしかわからないので、人間が勝手に想像した台詞を猫にしゃべらせないことだけ気をつけています。一度だけ飼い主に猫キックをかます場面で「うぜえ」としゃべらせてしまったのですが、その時は間違いなく飼い主のことを「うぜえ」と思っていたはずなので不問としました(笑)。
――「初猫物語」Kindle版を発行されたきっかけを教えてください。
もともと同人活動をしていて、当初「初猫物語」は紙媒体で発行しました。その後家族から「電車の中で読みたいからKindle版を作って」との要望があり、言われるがままに作りました。ちなみに私自身は紙の本で用が足りているので、Kindle版を読んだことがありません(笑)。現在、WEBで発行している本はKindle版「初猫物語」のみです。
最近では、趣味でLINEスタンプの制作もしているという、まゆなーずさん。「初猫物語」の続編はもちろん、今後の活動も見逃せない。
取材協力：まゆなーず(@mayuners)
