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【コロナ対策情報付き】阿寒湖の楽しみ方を徹底ガイド!季節の絶景から地元グルメ&お土産までたっぷり紹介

  • 2020年10月11日
  • Walkerplus

阿寒湖の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■阿寒湖ってどんなところ?マリモの生息地で知られる道東を代表する観光スポット
北海道東部の釧路市にある阿寒湖は、北海道でも歴史のある国立公園のひとつである「阿寒摩周国立公園」に含まれる湖。湖は噴火活動の影響によって形成されたもので、周囲には雄阿寒岳(標高約1371メートル)と雌阿寒岳(標高約1499メートル)がそびえ立ち、湖と森と火山が織りなす雄大な景観が広がる。

そして阿寒湖といえば、国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」でも有名。また、2005年にはラムサール条約の登録湿地にも指定されている。道東を代表する観光スポットは自然豊かで周辺エリアも見ごたえたっぷり!さっそくその魅力を紹介しよう。

■【見どころ1】春から秋は美しい絶景をとことん満喫!
寒冷な気候で知られる阿寒湖は、季節によって異なる楽しみを体験できるのがポイント。春から秋にかけては、湖岸散策やレイクフィッシングが盛んなほか、阿寒湖の絶景を巡る遊覧船が運行し、湖上から美しい景色を満喫できる。遊覧船乗り場は湖畔の南側にある「まりもの里桟橋」「幸運の森桟橋」の2カ所で、どちらから乗船しても可。所要時間は約85分、乗船料金は大人税込2000円、子供税込1040円となる。

この遊覧船で行くことができるのが、阿寒湖北側に見えるチュウルイ島にある「マリモ展示観察センター」。1897年(明治30年)に阿寒湖で発見されたマリモが特別天然記念物の指定を受けるまでの経緯や、マリモの生態などを紹介している。湖底をイメージした大水槽に展示されている天然のマリモは必見。開館期間は例年5月から11月ごろ(遊覧船の運行がない期間は休館)、入館料(税込420円)は遊覧船の乗船料金に含まれている。

船上からはほかにも、阿寒湖を代表する景勝地「滝口」や、雄阿寒岳、雌阿寒岳の姿を一望できる。湖をぐるりと周遊する遊覧船は、初めて阿寒湖を観光する人やコンパクトに名所を巡りたい人にぴったりだ。

アクティブに過ごしたい人は、自然ガイドツアーに参加してみよう。トレッキングやハイキングなど、1年を通して多彩なプログラムを展開。手つかずの自然が多く残る阿寒の環境を、その場所を知り尽くした地元ガイドの案内でさらにディープに知ることができる。阿寒観光協会公式サイトにもプランが掲載されているので、気になる人は確認してみよう。

初夏から秋は、雌阿寒岳や雄阿寒岳、白湯山(標高約950メートル)の登山を楽しむ人も多い。白湯山は阿寒湖からほど近い阿寒湖温泉の南側に位置し、温泉街からわずか2時間ほどで登ることができる。標高815メートルの場所にある白湯山展望台では、阿寒湖と雄阿寒岳のパノラマはもちろん、夏季の早朝には雲海に会えるチャンスも。もっと手軽に阿寒湖の絶景を楽しみたい人には「国設阿寒湖畔スキー場」からの景色もおすすめ。夏から秋にかけてはスキー場が阿寒湖畔展望台となるため、白湯山と阿寒湖畔の両方から眺望を堪能するのも一興だ。

秋の阿寒湖では、例年10月8日から10日の3日間「まりも祭り」を開催。盗難や売買目的のため全国に散らばったまりもを保護する目的で開かれるもので、阿寒湖に丸木舟を浮かべ、まりもを迎え、護り、送る儀式などが行われる。※2020年は10月9日(金)の行事(まりも踊り行進、まりもを迎える儀式、タイマツ行進、まりもを護る儀式)は中止

■【見どころ2・イベント】極寒の冬限定!湖の上で楽しむアクティビティ
冬は寒冷地らしく、気温がマイナス20度を下回ることもあるほど極寒の阿寒湖。例年1月から3月にかけては、全面結氷した阿寒湖の上でさまざまなアクティビティが展開される。ここでは、冬の阿寒湖の魅力を見ていこう。

冬の阿寒湖の風物詩といえば、結氷した湖の上でのワカサギ釣り。湖に穴を開けて釣る「天然わかさぎ釣り」の体験は阿寒湖ならでは。釣ったワカサギは天ぷらにして食べることができる。料金は1セット1500円(釣具一式、天ぷらサービス付き)。

さらに、結氷した湖の上を疾走するスノーモービルやバナナボート、アイススケートも冬だけのお楽しみだ。いてつく寒さを存分に生かした体験にぜひトライしてみて。

たっぷり遊んだあとは、阿寒湖温泉でゆっくり体を温めたい。温泉街の多くのホテルには露天風呂があり、温泉につかりながら阿寒湖と山々の雄大な風景を眺めることができる。また、日帰り温泉もおすすめ。心身ともに癒やされる湯あみで至福の時間を過ごそう。

冬の恒例イベントとして、毎年2月上旬〜3月上旬にかけて開催されるのが「阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒」(結氷状況によって変更あり)。漆黒の中で打ち上がる大輪の花火“冬華美”は、氷点下の阿寒の寒さを忘れさせてくれる美しさ。氷上の特設会場では、揚げたてのワカサギの天ぷらや温かいドリンクが販売される。

■【見どころ3】アイヌ文化に触れるコンテンツも充実
阿寒湖観光の際は、アイヌ文化を体感できるスポットへも足を運ぼう。阿寒湖温泉街にある「阿寒湖アイヌコタン」は、36世帯・約120人あまりのアイヌの人々が暮らす北海道最大のコタン(集落)。作家の木彫り作品を展示する店舗や民芸品を扱う土産店、古くから伝わるアイヌの郷土料理を味わえる飲食店などが立ち並ぶ。

「阿寒湖アイヌシアター〈イコロ〉」では、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された「アイヌ古式舞踊」をはじめ、祖先から受け継がれてきたアイヌの伝統芸能を観覧できる。また、2019年からの新演目「阿寒ユーカラ『ロストカムイ』」にも注目。アイヌに伝わる「エゾオオカミ」の神話を、デジタルアート、古式舞踊、現代舞踊の融合で再現する作品だ。観覧料金は「アイヌ古式舞踊」が大人税込1200円、小学生税込600円。「阿寒ユーカラ『ロストカムイ』」が大人税込2200円、小学生税込600円。

そして阿寒湖畔には、2019年に自然、アイヌ文化、デジタルアートが融合した体験型観光コンテンツ「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイ ルミナ)」が誕生(有料、冬期は積雪のため休業)。2020年度は新型コロナウイルス感染防止に伴い開催中止となっているが、再開された際はこちらも要チェックだ。

■【混雑情報・気候】存分に遊ぶためにも寒さ対策は万全に
阿寒湖の繁忙期は夏期が6月〜8月、冬期は1月下旬〜3月上旬ごろとなる。夏場は涼しく長袖のシャツで快適に過ごせるが、朝晩は気温が下がるので羽織物を持っていると安心。一方、冬は氷点下で厳しい寒さの日が多く、厚手のダウンジャケットやコートに加え、手袋やマフラーといった防寒具が欠かせない。アクティビティを満喫するためにも、寒さ対策は万全にしよう。

■【グルメ・お土産】郷土料理やアイヌ料理など個性豊か!
阿寒湖畔の温泉街には、ランチや夕食で訪れたい飲食店が充実。観光と併せてグルメもしっかり堪能しよう。なお、各店の営業時間や店休日は事前に確認を。

遊覧船乗り場「幸福の森桟橋」から近い場所にある「郷土料理 奈辺久」は、自家製手打ちそばと、阿寒湖の魚を使った郷土料理が楽しめる老舗。人気の「わかさぎ天麩羅定食」(税込1130円)をはじめ、豊富なメニューを取りそろえている。5月から7月のみ食べられる阿寒湖特産のヒメマスの刺身は阿寒湖でしか味わえない旬の味覚だ。

「阿寒湖アイヌコタン」の一角にあり、アイヌ料理や創作料理を提供するのが「民芸喫茶 ポロンノ」。凍らせたイモを発酵させた「ポッチェイモ」(450円)や、ポッチェイモの生地に季節の山菜やキノコがトッピングされた「ポッチェピザ」(750円)はこの店の名物メニュー。訪れたらぜひ食べてみてほしい。

「Pan de Pan(パン デ パン)」は焼きたてパンを販売する地元でも人気のベーカリー。明るく開放的な店内にはイートインカフェもあり、パンやフレッシュサンド、デニッシュをドリンクと一緒に味わえる。阿寒湖のほとりにあるホテル「阿寒の森鶴雅リゾート 花ゆう香」に隣接しているので、散策の休憩で気軽に訪れてみて。

このほか、観光記念のお土産として喜ばれそうなのが、北海まりも製菓の「カラフルまりもようかん」(税込648円)。定番のまりもようかんをはじめ、生クリームが入ったマリーム味、いちご味、抹茶チョコ味、ゆず味、コーヒー味の6種類が入っている。食べ比べをするのも楽しい、マリモをイメージしたまん丸な形のようかんだ。商品は土産店などで販売している。

■【担当者のコメント】ツアーで地元ガイドとの交流を楽しんで
「『森で癒やされ、湖でたたずむ』そんな素敵な場所が私たちの街、阿寒です。自然体験や異文化体験を楽しみたい方は、絶対にツアーなどに参加するのがおすすめ。地元のガイドさんたちと交流することによって、穴場やおすすめメニューなどを知り、阿寒ならではの過ごし方を楽しめます」(阿寒観光協会まちづくり推進機構 地域広報担当・山崎正人さん)

■【アクセス】釧路空港からはバスや車で1時間ちょっと
阿寒湖へ行くには、たんちょう釧路空港から阿寒バス、阿寒エアポートライナー(運休の場合あり)、タクシー、車のいずれかで約1時間10分ほど。バスの場合は終点の阿寒湖バスセンターで下車。車の場合は湖畔に有料駐車場がいくつかあるのでそちらを利用しよう。

電車の場合は特急「おおぞら」に乗り、JR札幌駅から約4時間、JR帯広駅から約2時間でJR釧路駅に到着。JR釧路駅から阿寒湖までは阿寒バスで約2時間、タクシーまたは車で約1時間30分となる。

■【新型コロナウイルス感染予防対策】
・北海道地域で定められた生活様式に伴った取り組みを実施しています。
・各宿泊施設、商店街店舗にはアルコール消毒液を設置しています。

取材・文=角川アップリンク

<施設情報>
住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
アクセス: 【電車】JR釧路駅から阿寒バスで約120分、タクシーまたは車で約90分 【車】たんちょう釧路空港から阿寒バス、阿寒エアポートライナー(運休の場合あり)、タクシー、車で約70分
定休日: なし
駐車場:近隣の有料駐車場を利用

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年8月時点の情報です。

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