冬になると、酒粕をスーパーでも見かけるようになりますね。酒粕は、日本酒を絞ったあとの粕。豆乳を絞ったあとのおからのような存在なのですが、立派な発酵食品です。
しかも、乳酸菌、麹菌、酵母と3つの微生物が摂れる発酵食品なのです。酒粕を毎日の食生活に取り入れることで、腸内環境美化をサポートしましょう!
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、ちょい足しで腸活できる「酒粕レシピ」を3つご紹介します。日々の食卓に気軽に酒粕を取り入れましょう。
酒粕は、ヨーグルトや納豆のような一般的な発酵食品と違い、菌の種類が多い発酵食品です。麹を発酵させたのち、さらに酵母を加えて発酵させて日本酒が作られるため、乳酸菌、麹菌、酵母という3つの微生物が含まれています。
食べ物から摂った微生物は、私たちの腸内に棲みつくことはありませんが、腸内にいる間に良い働きをしますので、いろいろな種類の微生物を摂ることで腸内環境美化をサポートします。
酒粕に含まれるタンパク質は、胃酸などの消化液で分解することができないため、そのまま腸に届いて食物繊維のような働きをします。
腸内環境を良い状態に保つためには、私たちの身体に良い働きをする有用菌を摂ることに加え、すでに腸内に棲みついている有用菌のエサとなる食物繊維を摂ることも大切です。
酒粕なら、有用菌プラス食物繊維も摂ることができるため、腸内環境のさらなる美化に役立ちますね!
マヨネーズ大さじ3に酒粕大さじ1を目安によく混ぜます。お好みで七味唐辛子などを加えても良いですね。
野菜だけでなく、魚介類ともよく合います。
味噌と酒粕同量をよく混ぜて出来上がり。冷蔵庫保存が可能なので、味噌ディップとして使うだけでなく、お味噌汁に使ってもOK。
溶かしたバターに酒粕をよく混ぜて、冷蔵庫で冷やし固めます。バター大さじ3に酒粕大さじ1が目安です。バターに酒粕のまろやかな香りが加わります。パンにつけるのはもちろん、お料理にも使えます。
独特の甘い香りが美味しい酒粕。酒粕を加えることで、お料理も美味しくなりますよ。酒粕をちょい足しして、美味しく食べてキレイを保ちたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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