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もち麦でヤセ菌を育成!毎日食べたい「もち麦」の取り入れ方

  • 2020年9月14日
  • つやプラ

食欲の秋が近づいてきました。いつもとは違った過ごし方をしなければならなかった今年は、体重の増加や便秘に悩む方も多いようですね。

もち麦

ブドウや柿、サンマ、マツタケなどの秋の味覚を存分に楽しめるように、美容と健康に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、しっかり食べて腸内フローラを整え、ヤセ菌を増やす「もち麦」をご紹介します。

■ヤセ菌ってなに?

ヤセ菌を育成しよう!毎日食べたい「もち麦ご飯」の魅力

私たちの腸内に棲む腸内細菌には、私たちの身体によい働きをする菌もいれば、悪影響を及ぼす菌もいます。私たちの身体によい働きをする菌たちを善玉菌と呼びますが、この善玉菌の中には、太りにくい身体を作る菌もいます。これらの菌が通称“ヤセ菌”と呼ばれています。

ビフィズス菌酪酸菌などのヤセ菌と呼ばれる菌は、腸内で短鎖脂肪酸を作り出します。この短鎖脂肪酸の大部分は、腸のエネルギー源となってスムーズなお通じを促し、余分なものをため込まない腸内環境を作ります。

また、血液に取り込まれた短鎖脂肪酸は、食欲に関するホルモンをコントロールする、脂肪の蓄積を抑制する、交感神経を刺激して脂肪の燃焼を促すなど、総合的な肥満の抑制効果が期待されています。

それゆえ、ヤセ菌が多い腸内フローラを作ることで、同じものを食べても太りにくいヤセ体質を手に入れることができるといえます。

■もち麦でヤセ菌が増える理由

ヤセ菌を育成しよう!毎日食べたい「もち麦ご飯」の魅力

ヤセ菌は、水溶性食物繊維を発酵分解する際に短鎖脂肪酸を作り出します。ですから、水溶性食物繊維の多い食べものを食べることが、ヤセ菌の活動を活発にして、ヤセ体質に近づく第一歩です。

水溶性食物繊維は、白米には含まれていません。食物繊維が豊富な玄米でも、ほとんどが不溶性食物繊維のため、水溶性食物繊維は多くありません。

一方でもち麦は、不溶性食物繊維が少なく、水溶性食物繊維が豊富な穀物で、玄米の約13倍の水溶性食物繊維が含まれています。ごぼうと比べても、約4倍の水溶性食物繊維が含まれていますから、身近な食品のなかでは水溶性食物繊維の含有量がトップクラスです。

■もち麦の取り入れ方

ヤセ菌を育成しよう!毎日食べたい「もち麦ご飯」の魅力

ダイエットのためにご飯やパンなどの主食をカットする方が多いのですが、主食が減ると食事への満足感が低くなるため、ストレスが溜まってしまいます。もち麦であれば、逆にしっかりと食べることがヤセ菌のエサを届け、ヤセ体質を作るサポートとなります。

もち麦は、見た目も白く、雑穀臭もなく食べやすい穀物です。炊いてご飯として食べるだけでなく、蒸しもち麦やもち麦のシリアルも販売されていますから、生活スタイルに合わせてもち麦を取り入れてみましょう。

しっかり食べてヤセ体質をかなえるもち麦。毎日の食生活に取り入れて、食べてキレイを実践したいですね。

(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)

 

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【参考】
大麦の健康情報 - 大麦食品推進協議会
もち麦は食物繊維がごぼうの2倍!玄米の4倍! - はくばく

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