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秋色に染まった南アルプスを登ろう!紅葉が美しい登山ルート4選

  • 2023年10月9日
  • tenki.jp

この時期に登山する楽しみのひとつが、紅葉を楽しめるということですよね。赤や黄色の秋色に染まった山を楽しみながら登っていくと、距離が長い登山ルートでもあっという間に山頂についてしまいます。もちろん気候もよくて、気持ちいい風を感じながら歩けます。

そこで今回は、まさにいま見頃を迎えている南アルプスの紅葉を楽しめる、4つの登山ルートをご紹介します。厳しい夏も終わり、これから登山シーズンスタートで、どの山を登るか迷っているという人はぜひ参考にしてください。

神秘的な紅葉の景色が広がる「甲斐駒ヶ岳」

9月下旬頃から10月上旬頃に紅葉が見頃を迎える甲斐駒ヶ岳ですが、今年は例年並みか遅いという予報もありますので、今がまさにベストなタイミングかもしれません。日本アルプスを代表する山のひとつということもあり、この時期は多くの登山客でにぎわいます。

白い花崗岩と紅葉のコントラストが神秘的で、ここでしか見られない景色が広がります。難易度はそれほど高くありませんが、8時間近く歩くことになるので、それなりの体力が求められます。また、下山時間を考えると早朝に入山しておく必要があります。

都道府県:山梨県
標高:2,967m
ルート長:約8.8km(北沢峠周回コース)
アクセス:JR飯田線伊那市駅からバスで高遠駅-仙流荘-北沢峠とバスを乗り継いで移動

圧倒的な美しさが目の前に広がります
圧倒的な美しさが目の前に広がります


南アルプスでも紅葉の時期が長い「仙丈ケ岳」

北沢峠を北に登れば甲斐駒ヶ岳ですが、南に登った先にある3,000mオーバーの山が仙丈ヶ岳になります。難易度は低くて登山歴が短い人でも、普段からトレーニングしていれば問題なく登れるだけでなく、他の山よりも紅葉の時期が少し長く、約1ヶ月間も色付いた山を楽しめます。

穏やかな山姿は南アルプスの女王と呼ばれるほど美しく、南アルプスの山々や富士山などの眺望が広がるのも仙丈ヶ岳の魅力のひとつです。登山ルートには山小屋もあるので、日帰りではなく1泊して、夜や早朝の風景を満喫する行程もおすすめです。

都道府県:山梨県
標高:3,033m
ルート長:約8.8km(北沢峠周回コース)
アクセス:JR飯田線伊那市駅からバスで高遠駅-仙流荘-北沢峠とバスを乗り継いで移動

3,000mオーバーでも登りやすくておすすめ
3,000mオーバーでも登りやすくておすすめ

11月にはダイヤモンド富士も見られる「富士見山」

富士見山は南アルプスの中では知名度がそれほど高くなく、どちらかといえば地味なイメージがあるかもしれません。ただし、その名前からもわかりますように、富士山を眺めることができ、1年に2回ほどダイヤモンド富士を拝むこともできます。

そんなダイヤモンド富士を見られる富士見山ですが、紅葉が美しい穴場の山としても知られており、富士山よりも紅葉を楽しみに山に登るという人も少なくありません。ただし公共の交通機関を使ってのアクセスが難しいので、できるだけマイカーやレンタカーで登山口へ向かいましょう。

都道府県:山梨県
標高:1,640m
ルート長(往復):約6.8km(平須登山口往復コース)
アクセス:JR身延線甲斐岩間駅からタクシーで20分

富士山だけでなく紅葉も美しい山
富士山だけでなく紅葉も美しい山

広河原のトレッキングだけでもおすすめ「北岳」

北岳は日本で2番目に高い山で、基本的には山小屋に1泊することになりますが、紅葉がメインであれば登山口である広河原をトレッキングし、北岳の途中まで登って折り返すという選択肢もあります。もちろん北岳に挑戦するのもOKですが、山小屋もテント泊も予約が必要ですのでご注意ください。

気をつけたいのは、3,000mを超える山ということで、かなり冷え込むという点です。この時期に登るときには、しっかりと防寒対策をした上で山頂を目指しましょう。見どころは山頂東面にある「北岳バットレス」の紅葉。黄金色に輝く景色は必見です。

都道府県:山梨県
標高:3,193m
ルート長(往復):約10.3km(広河原往復コース)
アクセス:JR中央本線甲府駅からバスで約2時間「広河原」バス停下車

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