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時季本番!せっかくなので、ご当地麺を楽しんでみませんか?その2

  • 2023年7月27日
  • tenki.jp

気温や湿度、そして気分。様々な要因で、「食が進まない」と感じることはありませんか?体力などのためにも食べた方がいいことはわかっているけれど…そんな時に選ぶメニューは麺類がポピュラーですよね。前回に引き続き、今回も各地の麺料理とその作り方をご紹介します。作りやすいように、できるだけ簡単なアレンジを加えたものもありますので、ぜひトライしてみてください。
しっかり食べて、暑さに負けないように気力と体力を養っていきたいものですね。

全国的に知られているけれど

ご紹介するのは「煮麺」。「入麺」と書くこともあり、ニュウメンと読みます。そうめんを出し汁などで煮たものになります。元は、手延べそうめんとともに、奈良県が発祥だそう。現在では日本全国に広く知られ、一般的な料理となっており、季節や地域で様々に作られています。古くは、しいたけや季節の野菜、湯葉や干しエビなどを薄味で煮て、冷やしておき、冷たいそうめんを食べる際にのせていました。煮麺は、これを温めたもの。ご紹介するレシピは味噌を使ったもの。冷蔵庫にある食材を使ったり、アレンジの広いメニューですので、ぜひ、普段の食卓のメニューとして取り入れてみてください。

☆味噌仕立て煮麺☆
<材料>およそ2人前
そうめん 2束
油揚げ 1枚
にんじん 5cm
かまぼこ 3cm
長ネギ(青い部分) 5cm
出汁 3カップ
味噌 大さじ3
白だし 小さじ1

<作り方>
1. 油揚げとにんじんは短冊切りにします。かまぼこは5mm幅で半月に切ります。長ネギは細く輪切りにします。
2. 鍋に出汁を入れて、油揚げ、にんじん、かまぼこを煮ます。
3. 別の鍋で沸かした、たっぷりの湯でそうめんを少し硬めに茹であげます。冷水で洗って、しっかりと水気を切っておきます。
4. 2.のにんじんが柔らかくなったら、味噌を溶き加えます。白だしを加えて、そうめんをひと煮立ちさせます。
5. 器に盛って、長ネギを散らせば完成です。


温冷のコントラスト!

次にご紹介するのは、「なすそうめん」です。今では様々な食べ方があるようですが、元は香川県の郷土料理。冷たい麺類のお供として天ぷらや素揚げなどとともに食べることも多いかと思いますが、こちらは夏野菜であるなすを油のコクでたっぷり食べることができて、おすすめです。おつゆをたくさん作って、冷やしておき、おかずの作り置きにしても◎。ぜひ試してみてください。

☆なすそうめん☆
<材料>およそ3人前
なす 3本
油揚げ 2枚
そうめん 4束
赤唐辛子 1/2本
ごま油 大さじ1
めんつゆ(ストレート) 300cc
みりん 大さじ2

<作り方>
1. なすはヘタを除いて、縦半分に切って、皮に斜めの切り込みを入れる。
2. 油揚げは熱湯で油抜きをし、三角形になるように、4等分に切り分ける。
3. 赤唐辛子はタネとヘタを除いて、輪切りにします。
4. 少し深めのフライパンなどにごま油を引いて、中火にかけ、なすの皮を下にして入れ、蓋をして、3分ほど焼きます。皮に焼き色がついて、少ししんなりとしたら、反対面も同様にして焼きます。
5. 油揚げ、赤唐辛子、めんつゆ、みりんを加えて、5分ほど煮込みます。
6. 別の鍋でで沸かしたたっぷりの湯でそうめんを茹でます。茹で上がったら、冷水で洗って、しっかりと水気を切ります。
7. 大きめの深皿にそうめんを盛り、なすと油揚げをのせて、煮汁のつゆを回しかけたら完成です。

そうめんは茹で上がったら、しっかりと洗って、水気をしっかり切ります。当たり前のことですが、この「しっかりと水気を切ること」はとても大切です。せっかくの美味しいお汁が薄くならないように、ひと手間を頑張ってくださいね!


参考
日本大百科全書(ニッポニカ)/小学館

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