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立山と白山で初冠雪観測 標高の高い山は冬山へ

  • 2023年10月8日
  • tenki.jp

本日8日(日)、富山地方気象台より、立山の初冠雪の発表がありました。平年より4日早く、昨年より2日遅い観測となりました。また、金沢地方気象台より、白山の初冠雪の発表がありました。平年より13日早く、昨年より17日早い観測となりました。写真は今朝8時頃の富山市からの立山の様子です。雲と同化して見えにくくなっていますが、雪をかぶった立山がうっすらと見えました。

立山と白山で初冠雪 立山は旭岳(大雪山)、富士山に続き3番目

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きょう8日(日)朝、富山地方気象台より、立山の初冠雪の発表がありました。平年より4日早く、昨年より2日遅い観測となりました。旭岳(大雪山)、富士山に続いて全国で3番目の発表となりました。
その後、金沢地方気象台より、白山の初冠雪の発表がありました。こちらは平年より13日早く、昨年より17日早い観測となりました。

立山稜線付近では5日(木)朝には雪に変わり始め、午後には本格的な降雪となりました。6日(金)朝には標高2450メートルの立山室堂でも積雪15センチが観測されるなど、まとまった積雪となりました。また、白山室堂(標高2450メートル)でも6日(金)朝には積雪がありました。立山・白山ともに、7日(土)までは寒気の影響で雲が多く、平地から山を望むことは出来ませんでしたが、本日8日(日)朝には中腹の雲が取れて平地からも雪をかぶった山頂の姿が確認でき、初冠雪の発表となりました。

初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えることを言います。なお、立山は山脈上の峰ですが、富山地方気象台では「立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)」を対象に初冠雪を観測しています。

北アルプスは冬山へ 登山は最新の気象情報を確認

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5日(木)〜6日(金)の寒気の影響では、北アルプス方面は広く雪となり、6日(金)朝は標高1930メートルの弥陀ヶ原や標高1828メートルの黒部平でも積雪が見られました。7日(土)の昼頃でも標高1900メートルより上では積雪があり、冬山の様相を呈しています。この時間も立山室堂では積雪となっており、北アルプス方面への登山は本格的な冬山装備が必須の状況となっています。

立山黒部アルペンルートでは大観峰や黒部平など紅葉が見頃となっている所があり、紅葉シーズン本番となっていますが、北アルプスの稜線では雪が降ってもおかしくない時期となっています。登山道に雪が積もり、岩場などが凍っている状態では、夏道と比べて格段に難易度が上がります。この時期は寒気が緩んだ場合は雪が解けて夏道となることもありますが、寒気が流れ込んだ場合は冬山と同じ条件となることもあります。登山計画は最新の気象情報や山小屋などから発信される登山情報をよく確認し、無理の無い計画をたてて行動して下さい。

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