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台風6号の間接的影響 暑さの記録を続々更新 東京都心は猛暑日16日と過去最多タイ

  • 2023年8月5日
  • tenki.jp

きょう5日(土)、8月最初の週末は、きのう4日(金)以上にハイペースで気温上昇中。台風6号の間接的な影響で、北陸を中心にフェーン現象で気温急上昇。東北〜九州にかけて、最高気温35℃以上の猛暑日続出。東京都心は午前10時台に35℃を超え、年間の猛暑日日数が16日と過去最多タイ。午後は更に上がり、40℃に迫る所もありそうです。熱中症に厳重な警戒が必要です。

午前中から各地で暑さの記録続々と更新

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きのう4日(金)は、最高気温35℃以上の猛暑日地点は290と、10年ぶりに290地点以上を記録し今年最多となりました。きょう5日(土)は、きのう(金)以上に、ハイペースで気温が上昇しています。

台風6号の間接的な影響で、北陸を中心にフェーン現象で気温が急上昇。午前10時台に福井県や富山県などで最高気温37℃を超えました。東北〜九州にかけての広い範囲で、最高気温35℃以上の猛暑日続出中です。

午前11時までの最高気温は、福井県坂井市三国で37.7℃、富山県富山市37.5℃など、北陸で37℃を超えました。

※追記:本日5日14時、福島県伊達市・梁川で最高気温40.0℃を観測。昨年(2022年)、全国で初めて40℃以上になったのは、群馬県伊勢崎市で6月25日に40.2℃を観測しました。

東京都心 猛暑日16日と過去最多タイ

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東京都心は午前10時台に最高気温が35℃を超え、きょう5日(土)で猛暑日日数が16日に。年間の猛暑日の日数が過去最多タイとなりました(猛暑日日数最多記録:2022年の16日)。

仙台市も11時前に最高気温が35℃を超え、猛暑日日数が6日と、年間の猛暑日最多記録を更新(猛暑日最多記録:2015年と2022年の5日)。

また、兵庫県豊岡市と京都府舞鶴市でも、昼前に最高気温が35℃を超え、猛暑日の連続日数が15日と過去最長タイ記録となりました(2010年:15日連続)。

午後は更に気温が上がり、予想最高気温は兵庫県豊岡市39℃、福岡県久留米市・佐賀市・鳥取市・京都府舞鶴市・福井市・熊谷市などで38℃、福岡市・米子市・京都市・富山市・前橋市・福島市などで37℃、大阪市・東京都心・山形市などで36℃など、40℃に迫る所もありそうです。

連日の猛暑で疲れがたまり、熱中症リスク大です。こまめに「休息・冷却・水分補給」を行い、熱中症に厳重な警戒が必要です。

熱中症警戒アラート 今年最多の41都府県に発表

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熱中症警戒アラート(熱中症を予防することを目的に環境省と気象庁が共同で発表し、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報)が、東北6県、新潟県と北陸3県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、近畿・中国・四国・九州北部の全府県、鹿児島県(奄美地方除く)と、今年最多の41都府県に発表されています。

熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。

※熱中症警戒アラートは、気温だけでなく湿度や地面からの輻射熱などを考慮しているため、湿度が低い所では発表されない場合があります。ただ、全国的に最高気温35℃以上の猛暑日となり、災害級の暑さが続きます。熱中症警戒アラートが発表されていない所でも、熱中症に厳重な警戒が必要です。

熱中症の応急処置ポイント

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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