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台風6号 31日〜8月1日頃 沖縄や奄美に接近 暴風や高波に警戒 早めの対策を

  • 2023年7月29日
  • tenki.jp

大型の台風6号は、今後発達しながら北上し、31日(月)から8月1日(火)頃に、強い勢力で沖縄地方や奄美地方に接近する見込み。暴風や高波、高潮に警戒が必要。あす30日(日)から次第に風が強まり、沿岸の海域ではうねりを伴い波が高くなるため、早めの台風対策を。

沖縄・奄美は暴風や高波に警戒

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大型の台風6号は、きょう29日(土)6時現在、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心気圧は998hpa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sです。

大型の台風6号は、今後発達しながら北上し、31日(月)から8月1日(火)頃にかけて、強い勢力で沖縄地方や奄美地方に接近する恐れがあります。あす30日(日)から、大東島地方や沖縄本島地方、奄美地方では次第に風が強まり、沿岸の海域ではしけや大しけとなるでしょう。暴風や高波に警戒が必要です。

(高波)
30日(日)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
大東島地方  8メートル
沖縄本島地方 4メートル

(暴風・強風)
30日(日)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
大東島地方  20メートル(30メートル)
沖縄本島地方 15メートル(25メートル)

沖縄地方では、大潮により潮位が高くなる影響と台風6号の接近に伴い、さらに潮位が高くなる見込みです。台風6号の進路によっては、警報級の高潮になる恐れがありますので、最新の台風情報をご確認くたさい。

なお、台風6号の接近に伴い、西日本の太平洋側でもうねりを伴ってしける所があるでしょう。台風から離れている地域でも海のレジャーは十分ご注意ください。

台風5号 この後熱帯低気圧へ

大型の台風5号は、きょう29日(土)6時現在、華中を1時間におよそ35キロの速さで北北西へ進んでいます。この後、熱帯低気圧に変わる見込みです。

台風5号の影響は小さくなりますが、きょう29日(土)も、沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い、先島諸島と沖縄本島地方では波が高いでしょう。引き続き、高波に注意してください。

台風が離れていても 海には近づかない

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台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。

そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。

また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。

非常に強い風とは

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非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。時速だと、およそ70km〜110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢などは飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。

早めに暴風への備えを

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沖縄地方や奄美地方では、台風6号の接近に伴い、31日(月)から8月1日(火)頃に暴風となる見込みです。暴風に対して、台風が接近する前から、事前に次の3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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