19日午後3時現在、活発な雨雲が山形・宮城県に迫っています。山形沖の低気圧に伴う雨雲が、今夜、東北南部を通過する見込みです。帰宅時間帯の大雨に警戒してください。また、記録的な大雨となった秋田県内を中心に、少しの雨でも土砂災害に厳重な警戒が必要です。今後2週間も東北地方は雨の降る日が多い予想で、秋田県では2次災害に注意を続けてください。
今夜は山形・宮城が大雨の中心です。
19日(水)は梅雨前線上の低気圧が東北南部を通過するため、午後6時頃〜9時頃をピークに1時間に50ミリの激しい雨が降り、低い土地の浸水や土砂災害などの恐れが高まります。
帰宅時間帯と重なりますので、最新の気象情報に加え、交通情報も確認しましょう。
車で移動する際は、アンダーパスを避けるようにしてください。
先週末の記録的な大雨の影響が続く秋田県内を中心に、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
上の図は、土の中に含まれる水分の量を示しています(土壌雨量指数)。
秋田県内を中心に、岩手県でも土の中の水分量が多くなっており、少しの雨でも土砂崩れが起きやすくなっています。川も増水しやすいため、河川の増水にも十分注意をしてください。
今夜は、秋田・岩手県でも、山形・宮城県に近い南部ほど雨量が多くなる傾向です。20日(木)正午までの24時間で、多い所では80ミリの雨が降る予想です。
先日ほどではありませんが夜間に雨が多くなります。崖の近くなどで少しでも不安を感じる方は、早めの避難を心がけてください。
東北地方の2週間予報です。
あす20日(木)は大雨のピークは過ぎますが、太平洋側を中心に雨が降ったりやんだりでしょう。
秋田県内も湿った空気の影響で、田沢湖より南の内陸部(仙北市〜湯沢市)では夕方から雨や雷雨の恐れがあります。天気の急変にご注意ください。
21日(金)も福島県内を中心に天気が変わりやすく、午後は局地的に雨の強まる所がありそうです。
22日(土)〜24日(月)頃は晴れる所が多く、厳しい暑さになるでしょう。
秋田でも連日30℃以上の真夏日が予想されます。復旧作業は捗りそうですが、熱中症には警戒が必要です。
疲れを感じたら無理をせず、休憩や水分補給を心がけてください。
一方、25日(火)頃からは、再び東北地方に湿った空気が流れ込み、曇りや雨の日が多くなる予想です。
秋田県にも南西から湿った空気が流れ込み、県北部を中心に雨量が多くなる傾向です。
今のところ一日に降る雨の量は50㎜前後の予想で、前回ほどの大雨ではない見込みですが、最新の情報に注意してください。
27日(木)以降も、東北地方はすっきりしない日が多くなる予想です。
秋田県周辺では28日(金)と29日(土)頃に雨量が多くなる傾向です。
こちらも今のところ先日ほどの大雨の予想ではありませんが、期間が先の予想ほど幅があります。
最新の情報を確認してください。
日差しは少なくても、気温は平年並みか高い傾向で蒸し暑さは続きそうです。
復旧作業は長丁場になるかもしれませんが、水分や塩分を適切にとって、体調管理にもお気をつけください。
