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九州 線状降水帯の発生続く 大規模災害発生のおそれ 直ちに命を守る行動を

  • 2023年7月10日
  • tenki.jp

きょう10日、福岡県と大分県に「大雨特別警報」が発表されています。九州北部地方は線状降水帯の発生が相次いでおり、大規模災害が発生するおそれが高くなっています。直ちに命を守る行動を取って下さい。

九州北部地方 線状降水帯の発生相次ぐ

きょう10日午前3時過ぎから九州北部地方に線状降水帯が発生し、繰り返し猛烈な雨や非常に激しい雨が降り続いおり、すでに災害が発生している所があります。

その後も九州北部付近は線状降水帯の発生が相次いでおり、大変危険な状況になっています。この後も、九州北部付近は夕方にかけて断続的に猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、さらに雨量が増えるおそれがあります。

現在、福岡県や大分県には「大雨特別警報」が発表されています。直ちに命を守る行動を取って下さい。今後、さらに大雨特別警報の範囲が広がるおそれもあります。

すでに土砂災害の発生 危険エリア広がる

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九州北部地方は、これまで降り続いた大雨により地盤がかなり緩み、すでに土砂災害が発生している所があります。
きょう10日午前10時現在の土砂災害の危険度分布で、福岡県の東峰村や朝倉市、久留米市、八女市、うきは市、添田町、大分県中津市、日田市は黒色と「災害が切迫」しており、また九州北部地方の広い範囲で紫色の「危険」なレベルで、いつ土砂災害が発生してもおかしくない状況になっています。

土砂災害警戒区域や崖の側、山の急斜面からは直ちに離れて下さい。土砂災害は発生してからでは逃げることは困難です。まだ避難できる方は、安全な場所へ。避難が難しくなっている場合は、山の斜面と反対側の建物の2階以上に移動し、身の安全を確保して下さい。

河川氾濫さらに増えるおそれも

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また、大雨により、福岡県や佐賀県、大分県では河川の氾濫が発生している所があります。
午前10時現在、大分県の山国川の上流部、筑後川上中流に流れる支川で氾濫が発生しています。
今後、降り続く大雨でさらに川の水位が上昇し、河川の氾濫発生がさらに増えるおそれがあります。
大きな河川の水位が上昇すると、中小河川の水が流れにくくなり、中小河川で急激な水位の上昇が予想されます。
また、大雨により福岡県の寺内ダムや小石原ダムでは、緊急放流が行われる見込みです。今後の情報にご注意下さい。

浸水想定区域や川の側にお住まいの方で、避難できる方は直ちに川の側から離れて下さい。避難が難しい方はできるだけ高い場所へ移動しましょう。

浸水時、車の避難は危険

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大雨で道路が冠水している中、車で避難するのはかえって危険ですので控えましょう。
川や田畑との境目が分かりにくく、転落のおそれがあります。また、冠水した所に入ると、ドアが開かなくなって車内に閉じ込められたり、車のエンジンが停止したりするおそれがあります。さらに、水に流れがあると、車ごと流される場合もあります。車で冠水した道路には近づかないようにして下さい。

どうしても冠水した道路を歩いて避難しなければならない場合は、傘や杖などで足元を確認し、複数人で行動しましょう。

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