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週末は梅雨前線の活動が活発化 九州は警報級大雨か 西日本は梅雨最盛期の大雨に警戒

  • 2023年6月28日
  • tenki.jp

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向こう一週間の西日本は、雨の降る日が多いでしょう。特に、7月1日(土)ごろは、九州を中心に大雨の恐れがあります。その後は近畿と中国、四国では晴れ間の出る日もありますが、九州では雨が続くでしょう。大雨による災害に警戒が必要です。

今週末は梅雨前線の活動が活発化 風も強まる

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30日(金)にかけて、梅雨前線が大陸から日本海へ延び、7月1日(土)に本州や九州、四国を南下する見込みです。1日は、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気と、熱帯由来の一段と湿った空気が合流するような形で西日本へ流れ込んできます。また、等圧線の間隔が狭くなり、風も強まるでしょう。

過去にも幾度となく大雨災害をもたらしたことがある、典型的なパターンです。ハザードマップや避難経路など、今一度確認しておいてください。

7月1日(土)は九州を中心に警報級大雨の恐れ 長雨にも警戒を

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この先、西日本では雨の日が多くなるでしょう。30日(金)は九州、山陰、近畿の日本海側などで雨の量が多くなる見込みです。7月1日(土)は九州で大雨となり、熊本県など多い所では1日に300ミリ前後の雨が降る恐れがあります。そのほかにも、地形的に南西風の影響を受けやすい高知県東部の山沿い、紀伊山地の南西斜面などでも大雨となるでしょう。

2日(日)以降は雨のやむ所もありますが、九州では雨が続き、さらに雨量が増える見込みです。長雨の影響で、地盤の緩い状況が長く続く恐れもありますので、土砂災害など大雨による災害に警戒が必要です。

なお、前線の位置や活動の程度は、まだ予想にブレがありますので、こまめに最新の気象情報を確認してください。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

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