あす8日にかけて、九州から関東では大雨になる所があるでしょう。土砂災害などに警戒が必要です。東北北部や北海道の太平洋側では、あす8日、標高の高い所を中心に雪になるでしょう。
きょう7日、本州付近に前線が停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、局地的に大気の状態が非常に不安定になっています。
雨雲の様子をみると、沖縄、九州から東北南部を中心に雨が降っており、発達した雨雲もみられます。
午後5時までの1時間降水量の日最大値は、鹿児島県十島村宝島で36.5ミリ、沖縄県多良間空港で35.0ミリ、高知県馬路村魚梁瀬で30.5ミリと、激しい雨を観測しました。
あす8日にかけて、本州付近を前線が南下し、前線上の低気圧が東北東へ進む見込みです。
九州から関東では、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨になる所があるでしょう。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒して下さい。雷雲の周辺では、竜巻などの突風が発生することがあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、直ちに建物の中など、安全な場所に移動して下さい。
あす8日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方 200ミリ
関東甲信地方、近畿地方 150ミリ
伊豆諸島 120ミリ
北陸地方 100ミリ
中国地方、九州南部、沖縄地方 80ミリ
九州北部地方 70ミリ
です。
あす8日、北海道付近の上空1500メートル付近には、マイナス3℃前後の4月中旬並みの寒気が流れ込む見込みです。
東北北部や北海道の太平洋側では、標高の高い所を中心に雪が降り、平地でも積雪になる所がある見込みです。積雪や路面の凍結による交通への影響にご注意下さい。
