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花の育て方「カモミール」

  • 2023年8月22日
  • NUKUMORE

カモミールは、別名を「カモマイル、カミツレ」といい、「大地のリンゴ」と呼ばれる香り豊かで可憐なハーブです。春まき1年草(宿根草もあり)で、ハーブティーや入浴剤などに利用できます。1年草・宿根草どちらもよく茂った苗を選ぶのがおすすめです!

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カモミールとは(基本情報)

・分類:キク科
・原産地:地中海沿岸
・花色:黄、白
・花言葉:逆境に耐える bm1661_p30_map_1_1691648522

栽培カレンダー

●暖地では秋まきもできます(開花は3~5月)
*元肥は苗の植えつけ時に与えてください bm1661_p30_map_2_1691648584

上手な育て方

*適地

日当たりと風通しのよい場所。成育条件がよいほど香りもよくなる。

*種まき

発芽適温は20℃前後。箱まきにして軽く土をかけ、たっぷりと水を与える。

*植えつけ

株間を十分とり、水はけをよくするために株元がやや高くなるように植えつける。

*肥料

肥料や水は控えめに育てるが、開花期間中は10日に1回、液肥で追肥する。たくさん収穫したあとや切り戻し後は化成肥料を与える。

*手入れ

梅雨時に茂すぎた葉はとり除き、倒れた株には支柱を立てる。

*切り戻し

収穫後、伸びすぎた枝や茂りすぎた部分を根元近くで切り戻すと、株は回復する。

*病害虫

春先に乾燥しすぎるとアブラムシがつきやすくなる。発生したら薬剤は避け、歯ブラシなどとり除く。

カモミールにまつわるよくある質問

Q「代表的な品種と活用法を教えてください」

ジャーマン種は1年草、ローマン種は宿根草
ジャーマン種は1年草で、白い小花にリンゴのような甘い香りがあります。フレッシュ、ドライともにハーブティーや入浴剤、ポプリなどに利用されます。
一重で清楚な白花ローマンカモミールは茎葉にも香りがあり、丈夫で育てやすい宿根草。一度植えると何年も楽しめます。花の観賞以外にティーやポプリに利用されます。
ダイヤーズカモミールもハーブの仲間ですが、香りが少ないので、おもに鮮やかな黄金色の花をガーデニング素材として楽しみます。 bm1661_p30_map_3_1691649085 1年草か宿根草か確認して、ともによく茂った苗を選ぶ ・ローマンカモミール bm1661_p30_map_4_1691649138 ・ダイヤーズカモミール bm1661_p30_map_5_1691649187

Q「発芽したけど成長が遅くて心配です」

早めに移植し、過湿に注意して管理して
種が小さいので、初期の成育は緩慢です。本葉が2~3枚のころ、早めに水はけのよい肥えた用土を入れた3号ポットなどに移植して育てます。
この時期、土が過湿になると根の成長が遅れ、苗の成育が悪くなるので、水はけには十分注意しましょう。

Q「花の収穫のタイミングは?」

中心がふくらみ、花びらが下りはじめたら適期
春植えは6~7月、秋植えは3~5月に花が咲きます。はじめは平らに開きますが、開花が進むにつれ黄色の部分が盛り上がり、白い花びらが反り返って下に下がってきます。
中心がふくらんで少し花びらが下がりかけたころが、一番香りがよくなります。晴れた日の午前中に摘みとりましょう。
咲きはじめはデージーのように平たい形 bm1661_p30_map_6_1691649375 だんだん花の中心が盛り上がる bm1661_p30_map_7_1691649457 花びらが反り返るように下がる bm1661_p30_map_8_1691649469 ★収穫したその日に使いきれないときは、日陰で乾燥させて密封保存しておく。 bm1661_p30_map_9_1691649518 bm1661_p30_map_10_1691649525

Q「たくさん収穫したあとのケアは?」

切り戻しと追肥で株を回復させます
収穫後は伸びすぎた枝や茂りすぎた部分を根元近くで切り戻し、化成肥料を与えます。
これで株はまた元気に回復します。特に梅雨時は蒸れやすいので、混み合った部分は注意しましょう。
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