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キッチンで育てる「スプラウト栽培」

  • 2021年9月7日
  • NUKUMORE

栄養価の高さで注目の高い「スプラウト」の育て方をご紹介します。光を当てる「かいわれ型」と、光を当てない「モヤシ型」の中から、人気の種類を厳選してご紹介します。どれも手軽に栽培することができるので、楽しんでチャレンジしてみましょう!

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スプラウトの基本情報

スプラウト(sprout)は英語で「芽、新芽、萌芽、それらを芽生えさせる」という意味を持つ、種に備わっているエネルギーと水だけで育つ野菜のこと。
発芽したばかりの幼い双葉は、小さいけれど栄養価が高く、成熟した野菜よりもミネラルやビタミン類が豊富です。
こまめに水を替えることさえ気をつければ驚くほどかんたんに育てられるので、ぜひスプラウト栽培でいろいろな食感と味を楽しみましょう。

光を当てて育てる→かいわれ型

*育て方

01 マグカップやココット皿など、底が平らで深さが5cm前後の容器を用意し、ガーゼやコットンなど保水性のあるものを底に敷きます。 bm1459_p56_flow_1_1629698222 02 水をひたひたになるまで注ぎ、種をびっしりとすき間なくまきます。発芽温度はどの種も20℃前後なので、適する場所に置きましょう。 bm1459_p56_flow_2_1629698238 03 発芽するまでは箱をかぶせたり、穴をあけたアルミホイルで覆ったりして遮光します。途中、乾燥しないよう朝晩1回ずつ、霧吹きで新しい水を与えます。 bm1459_p56_flow_3_1629698251 04 約2日で発芽。双葉が出たら日に当て、毎日新しい水を与えます。根がしっかり張って動かなくなったら直接水道水を注いでOK。1週間から10日で収穫できます。 bm1459_p56_flow_4_1629698268

*種類

かいわれダイコン
アブラナ科/草丈13cm
スプラウトという言葉が定着する前から、すっかりおなじみの野菜。カロテンやビタミンC、Kを多く含み、抗酸化、抗菌作用があるといわれます。真っ白くシャキシャキとした茎の、ピリッとしたダイコン特有の辛味が特徴。
bm1459_p56_flow_5_1629698311 レッドキャベツ
アブラナ科/草丈10cm
赤紫色の細く美しい茎が特徴で、味はマイルド、クセがありません。栄養価はしっかり高く、たっぷりのビタミンCを含んでいます。種が小さく、発芽しても根が絡むまではやや時間がかかるので、根気よく霧吹きで水を与えてください。 bm1459_p56_flow_6_1629698331 ブロッコリースプラウト
アブラナ科/草丈10cm
最近、「ブロッコリーの新芽にはガンを抑制するサルフェラフェンが成熟ブロッコリーの約8倍も含まれている」との報告がなされ、にわかにスーパーの店頭に並ぶようになりました。その他の栄養も豊富で、料理にも活用しやすいのでおすすめです。 bm1459_p56_flow_7_1629698354 そばの芽
タデ科/草丈18cm
草丈が高く、ピンクの茎が特徴。発芽したそばには抗酸化作用の強いルチン、中性脂肪を減らすコリンなどが豊富に含まれているので、それを生で丸ごと食べることができるスプラウトは、超すぐれもの。大事な栄養素をしっかりとり込みましょう。 bm1459_p56_flow_8_1629698388 マスタード(カラシナ)
アブラナ科/草丈7cm
ピリッとした辛味が特徴で、ビタミンB群や鉄分、酵素に富んだスプラウト。サラダやサンドイッチ、肉料理の付け合わせにぴったりです。発芽しやすく、はじめての方にもかんたんに育てられるのでおすすめ。
bm1459_p56_flow_9_1629698412 豆苗
マメ科/草丈16cm
エンドウ豆(グリーンピース)の芽。丸くてコロコロした豆から若菜色の美しい芽が伸びてきます。食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分がバランスよく含まれていて、なかでもβ-カロテンは、他の野菜と比べて群を抜いています。 bm1459_p56_flow_10_1629698434

光を当てない→モヤシ型

*育て方

01 煮沸消毒したビンに種を入れ、2~3回水を入れ替えて種を洗います。このとき、浮いてきた種はとり除き、その後、種を一晩水につけて吸水させます。 bm1459_p56_flow_11_1629698481 02 ビンに入れたまま種を流水で洗い、アルミホイルに包んで光が当たらないように遮光します。 bm1459_p56_flow_12_1629698490 03 ガーゼでふたをして輪ゴムで止め、水を切って逆さにしておきます。ガーゼをかぶせたまま、1日2回水替えを約1週間します。 bm1459_p56_flow_13_1629698501 04 1週間から10日ほどでビンからあふれんばかりに生長してきます。ガーゼをはずして半日ほど日に当てれば、葉が緑色になり、栄養価もグンとアップ。種の皮を洗い流してから使用します。 bm1459_p56_flow_14_1629698512

*種類

大豆モヤシ
大きな豆がついた状態のモヤシです。豆がついている分、他のモヤシよりもたんぱく質を多く含んでいます。かいわれ型とおなじように、最後に明るい場所に置いて豆を緑化させると、栄養価がよりアップします。 bm1459_p56_flow_15_1629698542 アルファルファ
ヨーロッパで古くから牧草用に栽培されていた「ムラサキウマゴヤシ」の新芽です。少し青臭い独特の風味がありますが、たんぱく質やカロテン、カリウム、ビタミンC、食物繊維などを含んだ総合栄養食品です。 bm1459_p56_flow_16_1629698559

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