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畑の虫対策!「防虫トンネルの効果的な利用方法」について

  • 2021年4月26日
  • NUKUMORE

野菜を育てるためには、虫との戦いも避けられません。ここでは、天敵が少なく、害虫被害が出る畑で野菜を守るためによく活用される「防虫トンネル」について、詳しく解説していきます。

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防虫トンネルの基本情報

防虫トンネルを利用する際に気をつけたいのは、野菜を守るはずの防虫トンネルを、「害虫の虫カゴ」にしないことです。
野菜の世話をするために防虫ネットを開けたときなど、何かのタイミングでトンネル内部に害虫が入り込むと、トンネル内には天敵がいないために、あっという間に害虫が繁殖して、野菜は食べられ放題になります。

家庭菜園では、目合い1.0mmの防虫ネットがおすすめで、多くの害虫をガードできます。
キスジノミハムシのような小さな虫は、目をくぐって侵入することもあり、ネキリムシのように地面を這ってネットの隙間から内部に入り込む害虫もいます。

防虫トンネルの張り方のポイント

害虫の侵入を極力許さないよう、防虫トンネルの張り方を工夫しましょう。ポイントは、3つです。

①防虫ネットの裾はしっかりと固定しておくこと。強風でめくれると害虫が入ってきます。
②野菜の世話をするために防虫ネットを開けるのは風下側にし、なるべく短時間で作業を終えて防虫ネットを閉じること。
③そして栽培中は、常にトンネルの内部に目を光らせておくこと。害虫がいたら捕殺します。

やり方

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*防虫ネットは少々緩めに張る

モンシロチョウやコナガの成虫などがネットの内側にとまっていることがある。ネットを緩めに張っておけば挟んで容易に潰せる。
また、ネットの目から侵入する小さな虫もいるが、風でネットが動いていると入りづらくなる。

*防虫ネットの選び方

家庭菜園では目合い1.0mmの防虫ネットがおすすめ。もっと細かい目合いの防虫ネットもあるが高価。細かすぎると風通しが悪くなる。畝幅の2倍程度の幅の防虫ネットを選ぶ。
裾を固定する際に幅に多少の余裕があるとラク。

*防虫ネットの開閉は風下側

自分の畑でもっとも頻度が高い風向きの風下側をトンネルの開口部に決める。
こちら側の防虫ネットの裾は、U字ピンで留めるか、丸太や角材を載せて固定すると、開閉がラクにできる。

*植えつけたらすぐにトンネルを掛ける

タネまき、苗の植えつけはできるだけ速やかに行い、直後に防虫トンネルを掛けること。害虫がつくリスクを極力減らすのがポイントだ。

*植えつけ前に溝を掘っておく

タネまきや苗の定植後、すぐに防虫ネットをかぶせられるよう、あらかじめ固定用の溝を掘っておく。

*防虫ネットの裾を溝に埋める

防虫ネットの裾が強風であおられてめくれたままになると、害虫は出入り自由だ。防虫ネットの裾を溝に置き、その上に土を載せてしっかりと固定しておく。

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「畑の益虫とその増やし方」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんの畑に関する情報をわかりやすく丁寧に紹介しております。 bm1514_book_1618273851

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