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「白菜」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

  • 2020年7月25日
  • NUKUMORE

料理をはじめ、炒めたりスープに入れたり、万能野菜として知られています。ここでは、家庭菜園の基礎情報として、種まきの時期などの基本から、育て方、上手に作るためのポイントや収穫後のレシピをご紹介します。

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白菜とは?(特徴)

鍋はもちろん、漬物やおひたしなどあらゆる料理で楽しめるハクサイ。寒さに強く、秋まきがおすすめで、中生種や早生種が作りやすいでしょう。病害虫が割と発生しやすいので注意します。

【基本情報】
・アブラナ科
・栄養/ビタミンC、カロチン、カルシウムを含む
・性質/強い直射日光に弱い、寒さに強い
・病害虫/ベト病、アブラムシなどに注意
・連作/2年は不可

種まきと収穫に適した時期

■種まき:5月頃、8~9月頃 ■収穫:7月頃、11~2月頃

※野菜作りにはそれぞれに適した時期があります。
※関東地方を基準としたものです。関東より暑い地方や寒い地方で栽培する場合は時期の調整が必要です。

上手に作るためのポイント

★早生種をやや遅くまく
ハクサイは、タネを早くまくと結球はよいのですが、病害虫の発生も多くなります。反対に遅くまくと、病害虫は少なくなりますが、結球は悪くなります。
そこで、栽培期間の短い早生種を選び、タネまきを少し遅らせると病害虫に侵されにくくなり、順調に生長し、また遅れても結球するので、上手に作れます。

★病害虫を防ぐ
ベト病が出やすいので、少しでも病気の班が見えたら、薬剤で防ぎます。ウイルス病はアブラムシの防除が不十分だと多くなりますが、寒冷紗をかけて守ってやりましょう。 hakusai_hatake2_1589348831

育て方

1.土を改良する

タネをまく3週間前に、畑に、1平方メートルあたり苦土石灰150g、ようりん70gをまいてよく耕します。ハクサイは病害虫にかかりやすいので、オルトランなどをまいて消毒しておきましょう。

2.元肥を入れる

タネをまく2週間前に、1平方メートルあたり硫安100g、過リンサン石灰50g、硫酸カリ30gをまき、もう一度耕してよく混ぜます。

3.うねを作る

幅60cmのうねを作り、溝にワラ、草、堆肥などをたくさん入れます。完熟でなくてもかまいません。このままタネまきまで1週間畑を休ませておきます。

4.タネをまく

うねの中央の一番高いところに、深さ約5cmの狭い溝を作り、溝にだけ水をかけます。溝の中に1cm間隔に1つずつタネをまき、土を0.5~1cmかけます。

5.不織布で覆う

タネまき後は不織布で覆ってやります。こうすると、消毒をしなくてすみます。不織布は暑い間はかけておきます。結球しはじめるまでかけておくと病害虫が防げます。 hakusai_hatake1_1589348728

6.発芽

タネまき後4~5日で発芽します。

7.生育の遅い苗を取り除く

葉が込み合ってきたら、生育の悪い苗を取り除きます。これを間引きといいます。間引いたものは捨てずに利用しましょう。

★ハクサイの苗の良・不良
【生育の良い苗】双葉が水平、葉幅が広い
【生育の悪い苗】二葉の立ち上がりが大きい、葉幅が狭い
生育の悪い苗を残しておくと、早く病気になり、他に伝染させるので、取り除きます。
ハクサイは生育が早いので、葉が込み合ったところから間引き、葉が10~15枚になるまでに、株と株の間(株間)が40cmになるようにします。株間に多少の差が出来ても良い苗を残すことが大切です。

8.肥料を追加する

肥料が切れると結球しないので、肥料を追加します。これを追肥といいます。追肥は、3回に分けて行い、硫安ひとつかみを2~2.5mの長さに施します。1回目の追肥は葉4~5枚の時にうねの片側に、2回目の追肥は葉10~15まいのときにうねの反対側に施します。
3回目の追肥は、けっきゅする直前に寒冷紗を取り、うねとうねの間の溝に、硫安ひとつかみを長さ2mに施します。結球はじめはチッソの効き目は大きいのです。 hakusai_harvest1_1589348762

9.収穫する

結球が固くなるまでおいて収穫します。寒くなれば頭をひもで結び、寒さで傷まないようにします。

ハクサイを使った料理 おすすめレシピ

自分で育てたハクサイはとても美味しいことでしょう!ここではおすすめのレシピを1つご紹介します。 hakusai_cooking1_1589348784

『八宝菜』

ハクサイのゆで汁でスープを作るのがポイントです。

【材料】
・ハクサイ 3枚(約200g)
・豚薄切り肉150g
・えび(中) 100g
・いか 100g
・酒、塩 各少々
・干しシイタケ 4枚
・しょうが 1かけ
・にんにく 1かけ
・きぬさや 50g

合わせ調味料
・水 400cc
・ブイヨン(固形) 1個
・酒 大さじ1
・塩 小さじ1/2
・しょうゆ 大さじ1

・ごま油
・水溶き片栗粉 大さじ2弱

【作り方】
①干しシイタケはざっと洗い、ぬるま湯でもどしてから薄切りにします。
②豚肉は食べよい大きさに切り、酒と塩を少々ふっておきます。
③えびは背ワタを取って皮をむき、そぎ切りにします。いかは飾り切りして、酒と塩少々で下味をつけます。
④白菜はさっとゆでて、そぎ切りにします。きぬさやは筋を取って色よくゆでます。ショウガとニンニクはみじん切りします。
⑤ごま油でしょうがとニンニクを強火で炒め、次に豚肉を炒めます。
⑥きぬさや以外の材料を入れて炒めます。
⑦合わせ調味料を入れて、最後にきぬさやを入れ炒め合わせます。
⑧水溶き片栗粉でとろみをつけます。

家庭菜園のレシピをもっと見たい方におすすめ!

「1年中楽しめる家庭菜園 野菜作り百科」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんの野菜作りのレシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。 k10_book_1589348623

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