「自由すぎる」書道展の作品入れ替え 5歳生徒の「煩悩」など

  • 2025年4月17日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 「自由すぎる」テーマで知られる書道作品展「桜風支部作品展」が4月16日、展示作品の入れ替えを行った。(弘前経済新聞)

 「煩悩」を書いたほかの作品

 ユニークなテーマで開催する同書道展は、「自由すぎる」とネット上で毎年話題を集める。今年はイトーヨーカドー弘前店(現シーナシーナ弘前)の閉店に伴い、会場を同店の地下通路からヒロロ(弘前市駅前)3階・ヒロロスクエアに変えて開催した。

 今年のテーマは「B級グルメ」や「鳥山明作品の登場キャラクター」などだったが、「昭和100年の歴史」、中森明菜さんの生誕60周年を記念した楽曲名を残し、「煩悩」や「食べられる草」、「ことわざクイズ」などの作品に入れ替えた。

 主催する日本教育書道会桜風支部代表の三浦桜風さんは「地下通路では約500点の作品を一堂に展示することができたが、会場変更により、展示作品を分けることにした」と話す。

 三浦さんによると作品テーマは三浦さんが考えるが、言葉は生徒に選ばせているという。テーマ「煩悩」では108の中から、最年少で参加した5歳の生徒は「苦締疑(くたいぎ)」を選んだ。三浦さんは「生徒たちには知見を得る機会にもなっているが、この生徒は『苦締疑』を書いた後、自分で手洗いができるように成長した」と話す。

 「生徒たちがその言葉を選んだ気持ちや考えを想像して楽しんだり、見てくれた人にも言葉を知ったりする機会にもなれば」とも。

 開催時間は8時30分~21時。入場無料。4月30日まで。

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