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かけるだけで本格メキシカン!トマトを使った魅惑の旨辛ソース「サルサ・ロハ」【フォロワー37.3万!ジョーさん。のちょいワザレシピ】

  • 2022年10月21日
  • レタスクラブニュース




毎日続くごはん作り。家族の好みを聞いていると、ついつい味付けもマンネリ気味になりがち。できれば手作りで、簡単に新しい味が試せたらいいのになあ。そんな悩みを持ったことはありませんか?

Twitterフォロワー37.3万人!の人気料理家「ジョーさん。」に、いつもの料理がぐっとおいしくなるちょっとしたコツを聞く「ちょいワザレシピ」。今回はマンネリ打破にうってつけな本格メキシカンの旨辛ソース「サルサ・ロハ」の作り方と、ソースをかけるだけの簡単アレンジレシピを教えていただきました。

「サルサ」って、そもそもどんな食べ物?

もともと「サルサ」とは、スペイン語で「ソース」という意味。メキシコなどの南米の国々やスペインで親しまれていて、タコスなどに欠かせない辛くて刺激的なソースを指します。よく見かける「サルサソース」という表記は、実は「ソースソース」になるんです。

日本語で「サルサ」のレシピを検索してみると、フレッシュサルサや、トマト、玉ねぎ、唐辛子などをきざんで混ぜるレシピが多くヒットします。これは現地では「サルサ・メヒカーナ」と呼ばれていて、トマトの赤、玉ねぎの白、青唐辛子の緑がメキシコ国旗の三色を模しているとされ、文字通り「メキシコのソース」として広く知られています。

今回は本格的なレシピを楽しんでいただきたい!ということで、現地のレシピを再現した「サルサ・ロハ」という種類のサルサをご紹介。
「サルサ・ロハ」は、トマトをメインにした赤い色のサルサ。「ロハ」は「赤い」という意味があります。
本格的といっても、作り方はいたって簡単。一度作ればアレンジは無限に広がるので、いろんな食材や料理にかけて楽しむことができます!

辛さはお好みで調節OK!15分で作れる「基本のサルサ・ロハ」



【材料】4食分/15分
トマト 1個半(約200g)
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1かけ
塩 2つまみ
パクチー 1〜2株
鷹の爪 3本

【作り方】
1. トマトは横半分に切る。パクチーの葉を一部とっておく。



2. フライパンに油をひかずにトマト、玉ねぎ、にんにくを入れ、強めの中火で焦げ目がつくまで焼く。



3. トマト、玉ねぎに焦げ目がついたら鷹の爪を加えて1〜2分焼く。


Point
材料を一度焼いてからフードプロセッサーにかけることで、香ばしさが加わって奥深い風味になります。食材に含まれる糖とアミノ酸が茶色く変色する化学反応(メイラード反応)が起きて、「メラノイジン」が生み出されます。このメラノイジンは、飴色玉ねぎなどの香ばしい風味の正体です。

4. 3をすべてフードプロセッサーに入れ、塩、パクチーを加えてかく拌する。




Point
本来は食材を石臼を使って丁寧につぶしていくのですが、今回はフードプロセッサーを使っています。より現地感を出したい!という人は、すり鉢などを使ってみてください。


Point
パクチーの根本は切り落として捨ててしまう人が多いかと思いますが、根本と葉の部分で風味が違うため、抵抗がなければよく洗って入れてください。

5. 器に盛り、パクチーの葉を飾って完成!


※保存する際は清潔な瓶に保管し、3日以内に食べ切ってください。また、サルサチップスをディップするなど一度他の食材を入れた場合は、保管はせずに、その場で食べ切るようにしましょう。

今回のレシピは現地の味と同じく、かなり辛い本格的なものです。辛いものが苦手な人や子どもが食べる場合は、唐辛子を抜いたり、減らして作ってももちろんOK。ただ、唐辛子にも実は「辛味」のほかに「旨味」があるので、我こそは!という方はぜひチャレンジしてみてくださいね。


つづいては、そんな「サルサ・ロハ」のアレンジの幅広さ、そして使い勝手のよさが実感できる、かけるだけのシンプルレシピを2つご紹介します!






本場の食べ方から日本人向きにアレンジ「牛肉とサルサ・ロハ」

「牛肉を茹でてから食べやすく切り、サルサをかけて食べるのは、メキシコなどの本場ではベーシックな食べ方のひとつです。しかし日本人的には、肉の茹で汁を捨ててしまう調理に少し抵抗をもつ人も多いかもしれません。そこで、牛肉を炒めるレシピにしてみました」とジョーさん。
作り方はシンプル・イズ・ベスト!炒めた牛肉にサルサ・ロハをかけるだけ。シンプルながら、辛くておいしいメインディッシュがあっという間に完成です。


【材料】2食分/7分
牛切り落とし肉 200g
塩・こしょう 各少々
サルサ・ロハ 大さじ3〜4

【作り方】
1.牛肉を油を引かずにフライパンに広げ、強めの中火で焼く。



2.焼き目がつくまで加熱し、塩・こしょうを振る。


Point
牛肉は表面がこんがりと色づくくらいまで焼くと、牛肉とサルサ・ロハのどちらにも香ばしい風味が加わりさらに相性が良くなります。ほかの具材や調味料を加えなくても、焼き方を工夫するだけで味わいに奥深さが加わります。

2.器に盛り、サルサ・ロハをかけて完成!





旨辛な万能ソースをかけるだけ「レンチンポテサラとサルサ・ロハ」



【材料】2食分/15分
じゃがいも 2個(250g前後)
塩・こしょう 各少々
ゆで卵 1個
マヨネーズ 大さじ2
サルサ・ロハ 大さじ4〜5
パクチー(飾り用) 適量

【作り方】
1.じゃがいもはよく洗って皮をむき、ひと口大に切ったら、耐熱ボウルなどに入れてラップをし、600Wのレンジで8分加熱する。


※電子レンジを使う場合は600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

2.1に塩・こしょう、マヨネーズを加えてフォークなどで粗くつぶしたら、ゆで卵を加えてさらに潰す。



3.器に盛り、サルサ・ロハをかけ、パクチーをのせて完成!







好きなものにかけて、あなただけの「サルサ・ロハ」アレンジを見つけて




「サルサ・ロハ」というワードには、まだあまり聞きなじみがないかもしれません。しかし基本的には「ソース」なので、難しく考えずに好きなものにかけてみて、ぜひ好みの組み合わせを見つけてください。

牛肉やポテサラのほかにも、焼いた鶏もも肉にのせたり、サラダのドレッシング代わりに使うなど、アレンジは無限大!テイクアウトしたフライドポテトや、ピザのトッピングにするのも◎。ジョーさん。のおすすめは、お惣菜のメンチカツにかけることだそう。メキシコでもよく牛肉とサルサ・ロハを一緒に食べるそうなのですが、良い意味で雑味のあるメンチカツのお肉とサルサ・ロハの相性がバツグンなのだとか!

もちろん、トルティーヤが手に入れば、本格的なタコスにしても最高です。手軽にトルティーヤチップスにディップするだけでおつまみにもピッタリ!ぜひおためしあれ。




Profile

ジョーさん。


料理研究家。
共働きで多忙だった母を手伝いたいという想いから料理を始める。ガッツリボリュームのある肉料理から、旬の野菜を美味しく食べるレシピまで「台所に立つのが楽しくなるように」をモットーに幅広いレシピを考案。日々の忙しさの中でも、美味しいものを食べたい、作ってあげたい、という想いに応えられる効率性を最重要視したレシピは、Twitterでも反響を呼び、フォロワー数は37.3万人!
Twitter:@syokojiro
著書:『めんどうなことしないうまさ極みレシピ 激烈美味しいストレスなし103品』(KADOKAWA)


文=河野 あすみ


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