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〈大分・由布院〉温泉旅!美しい棚田に心洗われ、わら綯いにハマる!ハマりまくる!!

  • 2023年9月29日
  • 暮らしニスタ

由布院といえば、日本一有名(かもしれない)大分県の温泉地。「一生に一度は行ってみたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。今回は暮らしニスタ編集部が、由布院の魅力を徹底的に発掘したいと思います。

トンネルを抜けると、そこは棚田!?

今回うかがったのは星野リゾートの温泉旅館「界 由布院」。駅から比較的近くてアクセスしやすい立地ですが、宿の"景色”は格別です。

フロントと客室は棟が異なるため、チェックインをすませて建物を出ると一面、棚田が広がる風景!

大分県はもともと田んぼや棚田にゆかりのある県。山間エリアに位置する界 由布院の敷地内にも、棚田がたくさんあるのです。

編集部が由布院を訪れた6月下旬は、田植えされた小さな稲がすくすく育とうとしている新緑の景色。青々として、エネルギーに満ちた田んぼはマイナスイオンを絶賛放出中でした。なんて気持ちがいいのでしょう!

これが秋になると一面、金色の稲穂の景色に変化。収穫後のわらが積み上げられた様子や、田植え前に田んぼに空が映る景色もきっと素敵なのだろうな〜と容易に想像できます。

案の定、移り変わる景色を見たいからと戻ってくるお客さんも多いとのこと。開業してまだ1年ほどなのに、もうリピーターがそんなにたくさんいるとは!

棚田と蛍かごの癒しコラボレーション

客室の一つ、「蛍かごの間(棚田離れ)」は、棚田の中に佇む離れで、景色を独り占めできる贅沢なお部屋です。

畳は大分県国東半島で栽培されている多年草、七島藺(しちとうい)でつくられていて、ソファなどあちこちに竹細工のしつらえも。

離れには露天風呂もありますよ!

そして客室で最も目を引く装飾が、蛍かご。

蛍かごとは本来は、麦わらなどの素材でできたかごに蛍を飼い、照明として楽しむもの。界 由布院の蛍かごは七島藺でつくられていて、チカチカと淡い光が点滅します。これが幻想的で、儚くて、アラフォー部員の琴線に触れまくり!

夜にはしばらく客室を真っ暗にして、蛍かごの光を見ながらボーッとする。という瞑想ライクな時間をとったほど。もしショップで販売されていたら迷わずお買い上げです(残念ながら販売はされていません)。

蛍かごは離れだけでなく全室に設置されているので、界 由布院に泊まる方はどなたでも楽しめますよ。客室のカギのモチーフも七島藺。とにかく、かわいい。

フロントロビーの照明も、蛍かごのようで素敵でした!

低刺激のなめらかな泉質。豊後富士が見えればラッキー!

国内屈指の温泉地、天下の由布院ともなれば、「温泉の質はいいはず」とハードルがググッと上がるもの。期待値マックスで訪れた内湯は、源泉掛け流しのあつ湯とぬる湯の2本立てです。

あつ湯といって熱すぎず、長湯しやすい環境です。明るい時間帯からじっくり、ゆっくり浸かりたい!

露天風呂は緑に囲まれた、開放感のある空間でした。写真ではあまり写っていませんが、天気がよい日は豊後富士と言われる由布岳が見える抜群のロケーション!

由布院エリアは天気が変わりやすく、急な雷雨に見舞われることもしょっちゅう。そんな環境で滞在中に豊後富士を拝むことができれば、この先なんだかいいことがありそうな気になれるはず!

お食事は山の恵みづくし。穴熊の肉、食べたことある?

気になる夕食は、半個室のあるお食事処で特別会席「山のももんじ鍋」会席をいただきます。

トップバッター、先付は猪と椎茸の最中パテです。一口で食べるのはもったいないので、ワインと一緒にちびちびと。小鹿田焼の器も素敵。

メインはしゃぶしゃぶ鍋。穴熊、鹿、猪、牛肉をスープにくぐらせていただきます。鹿や猪はともかく、穴熊の肉とは…?はい、下から2段目、右の肉が穴熊です。

脂身の多さに驚きつつ、恐る恐る口の中へ。臭みはまったくなく、むしろ食べやすくてクセになる味!かぼすおろしのさっぱりダレがかなりいい仕事をしています。

山間部特有の、しっとりとした夕暮れの景色も乙なもの。田園の夜は早く、静かに更けていきます。

ご当地楽、わら綯いのお守りづくりにハマる!ハマりまくる!

界では全国各地に展開している強みを生かして、ご当地の文化を体験できるご当地楽というアクティビティを行なっています。ここ由布院はわら綯い体験。

わら綯いはわらをより合わせることで、農作業の閑散期にこの地で行われてきた伝統工芸。しめ縄やしめ飾りもわら綯いでつくります。

界 由布院で行われているのは、比較的短時間で完成する丸いお守りづくりです。スタッフさんのレクチャーを聞きながら、さっそく挑戦!

細いわらをより合わせ、形を整えて飾りつけ。好みの色の水引を2本選んでまたねじっていく。この作業、かなり性格が出ます。そしてセンスが問われます。だからこそ楽しくて大人がハマる、ハマる!

こちらが完成したお守り。つくる人によってデザインも大きさも形も差が出るというのがお分かりいただけるはず。ほんの30分ほどの作業でしたが、わら綯いは奥が深い…。取材スタッフは「もう1個つくりたい」「まだやりたい」と熱が冷めやらぬ状態に。ある意味、温泉よりも食事よりも盛り上がったと言っていいかもしれません。

由布院は温泉プラス日本の原風景を楽しむところだった!

温泉だけでなく、古き良き日本の景色や民芸を丸ごと楽しめる場所、それが由布院。一歩間違えれば古くさく感じてしまうこれらのキーワードを、モダンにまとめているのはさすが。できればぜひご自身の目で、由布院の魅力を確認しに訪れてみてください!

撮影/瀬津貴裕(biswa.) 取材・文/佐藤望美

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