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【日本居酒屋紀行】京都が誇る本物の昭和レトロ居酒屋とは? / 京都市中京区新京極の「京極スタンド」

  • 2023年9月30日
  • GOTRIP!

どんな居酒屋にもそのお店に通う人々の思いが重なり、そしてそのたくさんの思いはそれぞれの居酒屋が醸しだす独特の雰囲気となっていく。それゆえ、日本各地に多く人々を虜にする居酒屋がキラ星のごとく数多存在しているのだ。

例えば、あの吉田類も絶賛する大衆酒場、東京・江東区南砂町の「山城屋酒場」に、新潟の郷土料理からラーメンや洋食まで味わえる新潟市・古町の老舗居酒屋「喜ぐち(きぐち)」、北海道随一の日本酒の品揃えと美味しいツマミのお店札幌市北区「味百仙(あじひゃくせん)」、食い倒れの町大阪では、鴨の焼き鳥が味わえる「とり平」、そしてあの開高健も愛したクジラのおでんが楽しめるたこ梅、さらには名古屋にいったら絶対に行っておきたい居酒屋「歓酒亭 大安(かんしゅてい だいやす)」などなど、数え上げればキリがない。

そんな全国にある美味しい居酒屋の中から、今回は、京都が誇る本物の昭和レトロ居酒屋をご紹介しよう。

お店の名前は「京極スタンド」。

・1927年(昭和2年)創業の本物の昭和居酒屋、それが「京極スタンド」
こちらのお店、1927年(昭和2年)に創業した老舗酒場。

1927年(昭和2年)といえば大正から昭和への時代が変わった年。この年はチャールズ・オーガスタス・リンドバーグが「スピリット・オブ・セントルイス」と名づけた単葉単発単座のプロペラ機でニューヨーク・パリ間を飛び、大西洋単独無着陸飛行に初めて成功した年。
ご存知かもしれないが、実は1927年(昭和2年)の前年は、関東大震災で東京が壊滅的な打撃を受けた年。その関東大震災によって東京から京都に移住してきた初代が新京極通りでスタートさせた大衆食堂こそ、「京極スタンド」なのだ。

創業当時から使われているカウンターや店内の内装や調度品は今なお多くの飲兵衛たちを昭和の時代にタイムスリップさせてくれる。
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・どんなスタイルのお客でも楽しめる居酒屋、それが「京極スタンド」
こちらのお店は、どんなスタイルのお客でも楽しめるお店となっている。

一人でも、グループでも、定食だけを食べても、お酒を楽しむスタイルでも、すべてのお客を優しく包み込んでくれる、それが長い間愛されている理由なのだろう。

ただ、飲兵衛としては、まずはこちらの美味しい生ビールを味わってみてもらいたい。

「スタンド」と書かれたジョッキにしっかりと冷えたビール、そして創業当時から変わらない大理石のカウンター…

そんな美味しいビールを本物の昭和スタイルで味わえるのは、日本広しといえども、他にはなかなか存在していないに違いない。
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そこに、自分好みの美味しいおつまみをオーダーすれば、最高の居酒屋タイムを味わうことができる。
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400年を超える長い歴史を持つ「京の台所」とも称される錦市場の近くに存在する、昭和にタイムスリップできる最高の居酒屋で、京都観光の休憩をしてみてはいかがだろうか?

そこにはきっと、昭和から続く、さまざまな人に愛されてきた歴史そのものも味わえる、そんな居酒屋があるに違いないのだ。

<お店の情報>
お店 京極スタンド
住所 京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町546
営業時間 12:00〜21:15
定休日 火曜日

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