ふだん何気なく使っているガジェットをスキャンしてみると、どれだけ複雑で繊細なテクノロジーが詰め込まれているかよくわかるってやつ。
例えばLightningケーブル。木の根っこよりも細かい無数のワイヤーで連なっているとは、想像すらしていませんでした。
X線コンピュータ断層撮影(CT)スキャナーを開発するアメリカのスタートアップ企業Lumafieldが、あらゆる種類のデバイスをCTスキャンし、その事例を紹介しています。
製品をわざわざ分解せずとも、CTスキャナーを使ってガジェットをスキャンすることで、はんだ接合のミス等の不良品の検出を発見することが可能というわけで、組み立てや修理する技術者にとって役に立つものになりますよね。また、一般ユーザーに対しても、一見「シンプル」に見えるデバイスが動作するために、どれだけ多くの部品が使われ複雑な構造になっているか、簡単に視覚的に感じてもらうことにも役立ちます。
例えば、トップ画像の耳がランダムに動く2023年製ファービー人形を見てみましょう。耳の部分はラックピニオン構造になっていて、直線運動と回転運動が噛み合って、回転するにつれてモーターの回転がランダムな前後の動きに反映されているのこと。
ファービーの中身は結構複雑だったんや…、全然そんなこと考えたことなかったですよね。他のガジェットのスキャン画像もいくつかご紹介していきます。思ったより複雑でびっくりするかも。