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今が見ごろ!横浜・三溪園の『早朝観蓮会』に行ってきました!!

  • 2016年7月26日
  • ガーデニング・ラバーズ

こんにちは。
自己流ボタニカルライフを満喫する、陸の孤島のベランダーmareです。

先日、この時期にしか見られない蓮を見に行くため、ちょっと早起きして、横浜・三溪園の『早朝観蓮会』に行ってきました!!

三溪園では、蓮の花が咲くころ、毎年恒例の『早朝観蓮会』が開催されています。
蓮の花が綺麗に咲く瞬間を多くの人に!ということで、期間・日にち限定で、早朝より園が開放されています。

私は以前より、このイベントに興味があったのですが、今年は、なんだか無性に蓮の花が見たくなり、少し早起きして、蓮の花に会いに行ってきました!!

まずは、「三溪園」について~

三溪園の正門近くにある大池

横浜・本牧に広がる広大な庭園『三溪園』は、生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治39)5月1日に公開され、それ以来、1年を通して、洗練された日本庭園・自然の中で、四季折々の花々を楽しむことができる空間として、多くの人々に愛されています。
今や、三溪園は、横浜の超有名観光スポットとなり、連日多くの人でにぎわっています。
また、蓮の名所としても名高く、この時期を待ちに待っていた、カメラ愛好家の方々が、その腕をふるう時でもあります(^.^)

蓮池

蓮は、早朝に一番綺麗に咲くので、できるだけ早い時間(『早朝観蓮会』開催日は、開園が午前6:00)に行くのがおススメです!(と言って、私は7時過ぎに行きましたが・・・蓮池の前には、すでにたくさんの来園者の方々がカメラを構えていました!!)

それでは、蓮の説明を!

◎蓮(ハス)

科・属名:ハス科ハス属

学名:Nelumbo nucifera

英名:Lotus


◎蓮の花言葉

「清らかな心」

「神聖」

「雄弁」 ・・・など

泥の中から清らかな花を咲かせるため、俗世間から現れた優れた人材にもたとえられ、インドでは聖者の花、中国では君子の花といわれています。三溪園に生育している蓮は、主に『原始蓮』です。
『原始蓮』は、背丈が高く、繁殖力の強い品種で、一重咲き(花びらが重なり合っていない)の大きな花が咲きます。

蓮の花

蓮の花は、明け方から咲き始め、7時~9時に見頃を迎えます。その後、花は次第につぼみ始め、お昼頃には閉じるか、散ってしまいます。
その為、早朝より園が開放され、来園者は、咲いたばかりの蓮の花を、 清々しい空気の中で観賞できます。

蓮は、4日という短い期間で、大輪の花を咲かせ、そして散ってゆく・・・「いとおかし」ですね!
来年の今頃、自分は何をしているだろうか・・・と思いをはせてしまうのは、私だけでしょうか(;’∀’)

蓮の花には、「めしべ」と「おしべ」があり、その説明をしますと~

「めしべ」・・・花托(かたく・・・花の中心部の丸い部分)のぷつぷつした部分。
開花2日目は黄色く、艶やかに輝きます。

「おしべ」・・・花托の周りにあるふさふさ。
開花2日目の「おしべ」からは、みつばちを誘い、受粉を促す、甘い香りが出ています。


蓮の花のビフォーアフター(右から左)

ドライになった蓮の実は、よくお花屋さんにも売っていますね!

蓮の花の4日間の移り変わり~(三溪園「早朝観蓮会」イベント時のボードより)

●1日目

午前5時頃、外側の花びらがゆるみ出し、1分間に2mmの速さ!でゆっくり口を開けます。午前8時頃から閉じ始めます。

●2日目

開花が最も美しい日!夜中の午前1時頃から開き始めます。午前7時から9時頃までに「おわん型」になり、色鮮やかになります。だんだんと閉じ始め、昼頃には完全に閉じます。

開花2日目には、おしべから出る甘い香りに誘われ、蜂がやって来ます。

蜂による受粉が終わると、めしべの先(柱頭)は褐色になり、花托の中で、種が成熟し始めます。

●3日目

花は最大に開きますが、色はあせ、花びらが散り始めます。
また、花の下の方が白くなります。

昼間でも咲いているように見えるのは、3日目の花です。
9時頃から閉じ始めた花が、半開きの状態で留まっています。

◎開花何日目か、見分けるポイント!
柱頭(花の中心のつぶつぶ)を観察してみると、2日目が花粉で黄色く、3日目が受粉を終えて黒くなっており、開花が2日目か3日目かがわかります!

●4日目


開花4日目には、花が散り、午後には花びらが一片もなくなり、花托(かたく)だけが残ります。

花托(かたく)

茎が折れて、花托が池の中に落ち、池の中で花托の周りがふやけて、種が落ちます。
種から発芽し、花が咲くまで、3年かかるそうです!

三溪園のシンボル「三重塔」と蓮池

『早朝観蓮会』開催日限定で、三溪園のシンボル三重塔と蓮が一緒に楽しめるスポットが特別開放されます!

~蓮の葉や花托のアレンジ~
蓮の開花と共に、蓮の葉や花托のアレンジも楽しむこともできます!

蓮の葉シャワー

空気の通り道「通気孔」に水を通したもの。蓮は、空気が少ない泥の中に生育するため、通気孔が発達し、葉っぱから取り込まれた空気は、通気孔を通じて、蓮根まで運ばれます。

お部屋のインテリアに!

蓮の糸

見づらくて申し訳ないですが・・・茎を折ると、切り口から無数の糸が出てきます。

この糸の正体は、細胞壁に含まれる繊維質で、らせん状の構造が解けてくり出されてきます。

『早朝観蓮会』開催日には、園のスタッフさんによる、園内の蓮の説明や管理法、家庭での蓮栽培のアドバイスなどいろいろお聞きすることもでき、また、親子で楽しめるイベントなども開催されています!
また、抽選で蓮の種のプレゼント(育て方の説明書付き!)もあるので、子どもさんの夏休みの自由研究にもいいかもしれませんね!
私も、蓮の種を頂いたので、これからの楽しみも増えました!

夏の風物詩「蓮」の神秘的な姿、そして貴重な開花を、少し早起きして、観に行ってはいかがでしょうか?

三溪園『早朝観蓮会』

■開催日:2016年7月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)、
8月6日(土)、7日(日)

■時間:午前6:00~8:30

■電話 :045(621)0635(代表)

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