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第38回エコ×エネ・カフェ「STOP 地球温暖化!脱炭素社会は世界を救うか~火力発電現場の最前線から~」開催速報

  • 2021年12月7日
  • 緑のgoo編集部
38回カフェ速報記事

 2021年11月30日(火)、第38回エコ×エネ・カフェ「STOP 地球温暖化!脱炭素社会は世界を救うか~火力発電現場の最前線から~」をオンラインで開催しました。

 エコ×エネ・カフェは「エコロジーとエネルギーのバランスのとれた社会の実現」を目指し、ゲストの話をきっかけに気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合うJ-POWERの社会貢献活動プログラムです。2009年から始まり、今回で通算38回目を迎えました。
38回カフェ速報記事

 今回のテーマは「脱炭素社会と火力発電」。炭素社会の実現が急務となっています。それと共に、CO2を多く排出するイメージが強い石炭火力発電をめぐる議論が活発に行われるようになりました。脱炭素社会を実現するために、電力会社は、そして私たちは何ができるのでしょうか?

 ゲストに大崎クールジェン株式会社前社長の相曽健司さんをお呼びして、将来の脱炭素化実現に向けた次世代型高効率石炭ガス化複合発電の実証試験現場の最前線から、脱炭素社会の実現、そして世界を救うヒントについて考えていきました。

38回カフェ速報記事 相曽 健司(あいそ けんじ)氏
電源開発株式会社 火力エネルギー部開発室(戦略)部長補佐

参加者同士の対話の時間

ブレイクアウトルーム(小部屋)にわかれて、ゲストのお話から感じたことや気づいたことを自由に語り合いました。

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 参加者からは「石炭火力発電だというだけで環境に悪いと決めつけるのではなく、最新技術で環境負荷を減らせることを知ってもらいたい」「最新技術がすばらしいことはわかったけれど、やはり石炭火力発電には賛同できない」「発電所にも様々なものがあることを知り、自分の使っている電力がどのような発電所でつくられていてどのくらいCO2を出しているのかを知りたいと思った」など、さまざまな意見が交換されました。

エコ×エネ・カフェを終えて

 学生時代にエコ×エネ体験ツアーに参加したことがきっかけで今回のカフェに参加した会社員の阿部和真さんは、「エコ×エネ体験プロジェクトには、体験ツアーだけでなく、エネルギー大臣になろう!やエコ×エネ・カフェにも何回か参加しています。石炭火力発電の脱炭素化に興味があったので、現場からの具体的で詳しいお話が聞けて楽しかったです。高効率ガス化発電技術とCO2分離・回収、有効活用技術を組みわせた実証実験が思った以上に進んでいたことにびっくりしました。脱炭素社会に向けて近い将来実装されるのが楽しみです」と感想を聞かせてくれました。

38回カフェ速報記事

 ゲストの相曽さんからは「石炭に関してはマイナスに表現がされることがしばしばありますが、最先端の石炭ガス化複合発電について、エコ×エネ・カフェのような固くない場で誠実に話し、中身を知っていただくことが出来ました。皆さんの反応を伺い、大変勉強になりました。資源に恵まれない日本は、エネルギー課題に対し常に技術で問題を解決してきました。今後はその技術で世界に貢献していければと思っています」というメッセージをいただきました。

38回カフェ速報記事

 次回の記事では、第38回エコ×エネ・カフェ「STOP 地球温暖化!脱炭素社会は世界を救うか~火力発電現場の最前線から~」について更に詳しくご紹介します。参加者からの質問にゲストが答える全体セッションの様子もレポートしていきますのでご期待ください。

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