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JR九州、九州電力から新電力に切り替え コスト削減効果見込む

  • 2016年6月20日
  • エネクトニュース
JR6社で初めて大手から切り替え
JR九州は15日、九州電力から供給を受けている駅舎や運転士の事務所など、約1,000カ所の電力契約について、新電力への切り替えを行うことを明らかにした。

全国のJR6社のうち、大手電力会社からの契約切り替えは九州が初めて。4月に始まった電力小売り自由化を活用し、割安な料金を提示した新電力3社と契約を結ぶ。2016年度中の株式上場を見据え、鉄道事業の経費節減につなげる。

地場大手の動き、他社にも影響及ぶか
切り替えるのは、全体で約3,800カ所ある施設のうち4分の1強で、一般家庭と同じ50kW未満の施設。電車の動力として使う電力や新幹線の駅は含まない。

JR九州の電気代は年間80億円超。同社は、切り替えに伴うコスト削減効果については公表していない。しかし契約単価としては、施設や料金プランによって異なるが、最大で約10%低減できるものもあるようだ。

新契約先の一つである、みやまスマートエネルギーは、契約電力50kW以上の高圧施設についても切り替えが可能か、JR側と引き続き協議していく考えだ。

一方九州電力にしてみれば、地場大手企業の動きは、規模はともかくイメージ的なインパクトが大きい。今後、地域や業界全体に同様の動きが波及する可能性もある。


▼外部リンク

JR九州 公式サイト
http://www.jrkyushu.co.jp/index.jsp

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