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【鹿児島県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 多彩なユリが咲き誇る色彩豊かな景色

  • 2024年4月5日
  • CREA WEB

 寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。

 日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は鹿児島県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?


◆笠石海浜公園の百合


笠石海浜公園の百合。©Okinoerabu Island

 沖永良部空港から車で約7分、沖永良部島の笠石海岸沿いにある笠石海浜公園。

 ここでは一年を通して亜熱帯の花々が楽しめるが、特に4月中旬から5月初旬にかけて見られる百合の花畑は圧巻。純白の「えらぶゆり」をはじめ、さまざまな品種の百合が咲き誇り、園内が多彩な色で染め上げられる。

 展望台からは百合と砂浜、青海の景色を一望でき、鮮やかな眺望を楽しみに多くの人が訪れる。

見ごろの時期:4月中旬〜5月初旬

笠石海浜公園の百合(かさいしかいひんこうえんのゆり)

所在地 鹿児島県大島郡和泊町喜美留544-10
https://okinoerabujima.info/spot/1003

◆和気公園の藤


和気公園の藤。©K.P.V.B

 鹿児島空港インターチェンジから車で約25分、和気清麻呂を祀る和気神社の隣に位置する、和気公園。園内には23種類100本の藤があり、4月中旬から5月初旬にかけて色鮮やかな美しい花を咲かせる。

 これらの藤は2000年に岡山県和気町から寄贈され、地域住民によって大事に育てられてきたもの。今では霧島市の春の風物詩になっており、見ごろの時期には県内はもとより県外からも多くの見物客が訪れる。

見ごろの時期:4月中旬〜5月初旬

和気公園の藤(わけこうえんのふじ)

所在地 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3986
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/20714

◆かのやばら園「春のばら祭り」


かのやばら園「春のばら祭り」。©K.P.V.B

 鹿児島空港から車で約90分。約8ヘクタールの敷地に約35,000株のバラが咲く、日本最大級のバラ園「かのやばら園」。

 広大な園内にバラがテーマごとに植えられており、「ロイヤルガーデン」では王族や貴族の名前がついたバラを、「香りのガーデン」ではさまざまなバラの香りを堪能できる。

 温室では切花体験(有料)を楽しめるほか、レストランで味わえるバラ園オリジナルメニューの「ばらソフト」や「薔薇カレー」も人気。

 春と秋には「ばら祭り」も開催され、大勢の来園客で賑わう。

開催期間:2024年4月27日(土)〜6月2日(日)

かのやばら園「春のばら祭り」(かのやばらえん「はるのばらまつり」)

開催地 鹿児島県鹿屋市浜田町1250番地
http://www.baranomachi.jp/

◆えっがね祭り


えっがね祭り。©K.P.V.B

 肝付町(きもつきちょう)では伊勢海老のことを、「縁起のいいガネ(甲殻類)」が訛った言い方で「えっがね」と呼ぶ。

 伊勢海老は房総半島や南紀の魚介というイメージがあるが、鹿児島県も常に全国トップ10に入るほどの産地。なかでも県内随一の水揚げ量を誇るのが、鹿児島空港から車で約1時間40分の場所にある肝付町だ。

 そんな肝付町で春と秋に開催される、恒例イベントが「えっがね祭り」。期間中は町内5店舗で、伊勢海老を使った絶品料理を堪能できる。

開催期間:2024年3月30日(土)〜4月21日(日)

えっがね祭り(えっがねまつり)

開催地 鹿児島県肝属郡肝付町高山・内之浦エリアの5店舗
https://kankou-kimotsuki.net/

◆長島ブーゲンビリアの丘


長島ブーゲンビリアの丘。

 鹿児島県の北部に位置する「石積みと花のまち・長島町」。「赤土バレイショ」とブランド養殖ブリ「鰤王」、美しい夕日が自慢ののどかな町で、最近話題の花のスポットが、長島ブーゲンビリアの丘だ。

 春には、ビニールハウスいっぱいに咲き誇る約30種、170本の色鮮やかなブーゲンビリアが楽しめる。白・赤・黄・ピンクの色とりどりのブーゲンビリアが創り出す華やかな空間に酔いしれて。

長島ブーゲンビリアの丘(ながしまブーゲンビリアのおか)

所在地 鹿児島県出水郡長島町川床3444番地8
https://kagoshimalove.com/nagashima-bougainvillaea/

◆知林ヶ島


知林ヶ島。写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

 指宿市街地の北東、田良岬より約800メートル沖合に浮かぶ周囲約3キロの無人島「知林ヶ島」。

 かつては老松が茂り、夜、この付近を通過する帆船の船乗りが、風に揺れる松林の音を頼りに航行したことから「知林ヶ島」の名が付いたといわれている。

 3月から10月の間、大潮や中潮の干潮時に砂の道(砂州)が出現し、島に渡ることができる。心地よい潮風を感じながら、家族や友人、恋人同士で砂の架け橋を渡って、素敵な思い出をつくってみては?

※砂州情報は指宿市観光サイト「いぶすき観光ネット」で確認できるので、訪問の際には事前にチェックを。

知林ヶ島(ちりんがしま)

所在地 鹿児島県指宿市西方
https://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/chiringashima/

◆鶴丸城御楼門とツツジ


鶴丸城御楼門とツツジ。写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

 鹿児島(鶴丸)城は、慶長6年(1601年)頃に、のちに島津家第18代当主・初代藩主となる家久が建設に着手した島津氏の居城。

 居館(現:県歴史資料センター黎明館)の正面中央にあった鶴丸城御楼門は明治6年(1873年)の火災で焼失。高さ、幅はともにおよそ20メートルと国内最大の城門だったそう。復元工事が完了し、令和2年4月11日から一般開放がスタートして、鹿児島県の新しいシンボルに。

 春はツツジが咲き、城壁と門とツツジのコントラストが見事。梅雨時期からは、堀のハスの花が見頃になる。

鶴丸城御楼門とツツジ(つるまるじょうごろうもんとつつじ)

所在地 鹿児島県鹿児島市城山町7-2
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/12332/

◆串木野浜競馬大会


串木野浜競馬大会。写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

 串木野浜競馬大会は、昭和33年(1958年)に当時の荷馬車組合の花見の余興として馬を走らせたのが発端で、今日まで続けられている歴史あるイベント。

 レース会場は照島海岸の約1500メートルの海岸線。可愛らしいポニーや輓馬(農耕馬)のレースでは、砂丘に乗り上げたり、海に飛び込んでしまう馬が出現したりと、ユーモラスなレースが展開される。

 かつては中央競馬場を走っていたサラブレッド(軽種馬)のレースでは、華麗な走りが観客を沸かせる。名物グルメは「ばふ〜ん饅頭」。ユニークなネーミングで、味も絶品だ。

開催日:2024年4月28日(日)
開催場所:照島海岸

串木野浜競馬大会(くしきのはまけいばたいかい)

所在地 鹿児島県いちき串木野市照島5305-1
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10890

◆番所鼻自然公園


番所鼻自然公園。写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

 薩摩藩の番所があったことから名づけられた番所鼻自然公園は、日本地図作成のために立ち寄った伊能忠敬が「天下の絶景なり」と賞賛した景勝地。鹿児島県が誇るパワースポットだ。

 開聞岳が一望できる展望スペース、鳴らす回数によって祈願の種類が変わる「幸せの鐘」や、日本で唯一のタツノオトシゴの観光養殖場「タツノオトシゴハウス」などがある。

番所鼻自然公園(ばんどころばなしぜんこうえん)

所在地 鹿児島県南九州市頴娃町別府5202
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10649/

◆開聞岳とお茶畑


開聞岳とお茶畑。写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

 指宿のシンボル「開聞岳」は、「薩摩富士」とも呼ばれる美しい山。銘茶、知覧茶の産地である南九州市に広がるお茶畑との競演は、鹿児島が誇るフォトジェニックな景色。

 4〜5月の新茶時期にもなると、知覧の入り口から新芽のよい香りが漂い、摘採機でのお茶摘みや新芽に濃い緑色をつける黒い布(バロン)が畑一面に広がる風景を見ることができる。

開聞岳とお茶畑(かいもんだけとおちゃばたけ)

所在地 鹿児島県南九州市
https://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/kaimondake/

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=佐藤由樹
協力=鹿児島県観光連盟

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