京都・哲学の道近くのカフェ「KOKU」で、香り高い花咲くシフォンケーキとお茶を♪

  • 2025年3月2日
  • ことりっぷ


寒い日が続きますが、気持ちだけでも春の気分を感じてみませんか? 京都・銀閣寺近くの「KOKU」は、花や緑に囲まれた癒やしの空間で、心がほんのり暖かくなるカフェです。シフォンケーキやフィナンシェなどの焼き菓子をはじめとし、パイやビリヤニなど世界各国のランチを、お茶の中に花が開く美しい中国茶・八宝茶とともに味わってみませんか?
「KOKU」へは、京都駅からバスで約30分の銀閣寺道で下車。白川通を北へ進み、今出川通を越えてすぐです。この辺りは、銀閣寺から南禅寺付近まで続く哲学の道にも近く、年間を通して国内外からの観光客で賑わうスポット。通りからは、大文字山も見えますよ。
2024年6月にオープンした店内には、いたるところに鉢植えの植物が置かれています。「五感を満たすと、気持ちが半音上がるように感じることはありませんか。癒やしの空間で、エネルギーを充電できる場をつくりたいという想いから、ここ北白川にカフェを開きました」とオーナーの須賀裕子さん。
店名の「KOKU」には、素材が交わって料理にコクが出るように、カフェが世代や国籍を越えた交流の場となって、訪れる人に「刻を濃く、人生にコクを」感じてもらえたらという意味が込められているそうです。
カフェからお隣の花屋さんへは、通り抜けできるよう緑の扉が開かれています。
須賀さん自身も花が好きだそうで、「花は日々を豊かにしてくれるアイテム。花を前にして気持ちが『わぁ』と上がる瞬間を作りたくて、来てくださった方にプレゼントを贈るような気持ちでメニューを仕上げています」と花へのこだわりを語ってくれました。
まずは、エディブルフラワーに彩られたシフォンケーキからいただきましょう。実はこちらのケーキは、贅沢なことに丸ごとホールが1人前。
約10cmという大きさですが、ふわふわ生地のシフォンは、爽やかなフルーツとともにペロリと食べれるのです。軽いだけではなく、キャラメリゼしたバナナにラム酒を加えたコクのあるカスタードは深い味わい。さらに、季節の花を一輪もらえるというサプライズも。
飲み物は、10種ほどある花にちなむお茶から、中国茶の黄八宝茶を合わせてみました。砂時計が落ちるのを待つと、徐々に花や実が開いてきます。金蓮花、菊、金銀花、レモンやミカンの皮、クコの実などが使われており、気持ちをリラックスさせたり、美肌効果があるそうです。
すっきり後味のよい風味で、甘いものを食べたあとのリセットにぴったり。差し湯をしてもらえるので、たっぷり味わえるのも嬉しいところですね。
スイーツだけではなく、フランスやイギリス、インド、日本にちなんだ4種のランチメニューも用意されています。トマトとチーズのパイをメインにした、フランス風のランチは野菜がたっぷり。
メインはもちろん、野菜料理のおいしいこと。トリュフ入りのドレッシングでいただく野菜サラダ、ヨーグルトが爽やかなカボチャのサラダ、オリーブオイルと塩コショウというシンプルな味付けのキャロットラペなど、いずれもコクと味のあるお料理でした。
ランチには、スイーツを付けることもできます。ここは迷わず、絶品と噂されるフィナンシェとアイスクリームのセットをチョイス。
冷たいアイスと、焼きたてのまだ温かいフィナンシェのコンビは感動もの。外側はカリッとクリスピー、中はふんわりと、この食感は焼き立てだからこそのおいしさです。
フィナンシェは毎日毎日、開店時間に合わせ、店のオーブンで焼き上げられます。厨房担当のRIOさんによると、味と風味の鍵は「焦しバター」だそう。時間によっては、焼きたての熱々を味わうことができるかもしれませんよ。
フィナンシェはテイクアウトもできます。おみやげにしたり、辺りを散策する際のおやつにしたりするのもよさそうです。哲学の道さんぽの前後に、スイーツやランチで五感を満たし、リラックスした時を過ごしてみませんか。

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