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三浦半島のおいしいものが集まる、横須賀の「いちご よこすかポートマーケット」へ

  • 2023年8月14日
  • ことりっぷ


神奈川県横須賀市の港にある観光スポットの三笠公園や、猿島へ向かう三笠ターミナルの近くにある商業施設「いちご よこすかポートマーケット」は、2022年10月にリニューアルオープンしました。ここには三浦半島のおいしいものを扱うお店が集結しています。暑い夏にぴったりのかき氷やジェラートもあり、食事をしたり、おみやげを買ったりと、ゆっくり楽しめますよ。
京急線横須賀中央駅から徒歩11分の場所にある「いちご よこすかポートマーケット」。新港ふ頭に面したブルーの大きな建物は、大型の冷蔵倉庫をリノベーションしたものです。建物内は倉庫の雰囲気を残し、配管も見えるようにしたクールなデザインで、おしゃれな空間が広がっています。
「三浦半島のおいしいものをここで体験してほしい」というフードエクスペリエンスがコンセプト。ビーカープリンで有名な「MARLOWE」や、ヨコスカネイビーバーガーの老舗「HONEY BEE」、クラフトビールが味わえる「横須賀ビール」など、三浦半島の各地にある老舗や人気店など14店が集結しています。
新鮮な三浦野菜や魚介、おみやげも充実。「長井水産」には、横須賀など三浦半島の旬の野菜が並んでいます。魚介もあり、まぐろの頭身やあご肉など希少部位が手に入るのもここならでは。横須賀の人気ベーカリー「溶岩窯パン工房 ブロートバウム」では、横須賀名物・よこすか海軍カレーを使った「よこすか海軍カレーパン」も味わえますよ。
館内はフードコートのスタイルなので、テラス席もある共用スペースでいろいろな人気店の味を楽しんでみては。今回はおすすめの5店舗をピックアップしてご紹介します。
「BUOSCANO.」はイタリアンが気軽に味わえるファストフード店で、ここが1号店です。三浦半島の食材を生かしたラザニアがメインメニュー。三浦半島で育てられた黒毛和牛の「葉山牛」と、イカやエビ、ホタテなどで作る「魚介」の2種類があります。どちらも食べたい人にはハーフ&ハーフもありますよ。
セットがおすすめで、スープは「季節の野菜のミネストローネ」、「クラムチャウダー」、「季節のポタージュ」から選べます。ミネストローネは具だくさんで、野菜の旨みも感じますよ。秋冬は紅はるかのポタージュも。フライドポテトは「冷めてもおいしい」という名が頭についています。じゃがいもを茹でて、冷凍することで旨みを凝縮させ、注文を受けてから揚げるそう。甘みもあって、食べ応えのあるポテトは人気の一品です。
山梨県北杜市にある天然氷の蔵元「八義」の天然氷を使ったイタリアンかき氷も評判です。イタリアンフレーバーは「苺クリームチーズ」と、自家製ケーキをくだいて中に入れた「ティラミス」の2種類。そのほかに季節のフルーツを使ったフレーバーもあります。
苺クリームチーズはふわふわに削られたかき氷に、いちごとグラニュー糖だけで作る自家製いちごシロップと、自家製クリームチーズシロップを3回に分けてたっぷりと。どこを食べてもシロップの味がして、いちごの甘酸っぱさがほどよく、クリームも甘すぎず、さっぱりしたおいしいかき氷は、暑い日にはぴったりです。
「Tokyo Bay Fisherman’s Noodle」は横須賀市森崎に本店を構える人気ラーメン店。オーナーは東京湾の木更津で漁師をしています。そのため、オーナーや仲間の漁師が獲ったホンビノス貝をふんだんに使っているのがラーメンの特徴。ホンビノス貝はアメリカのクラムチャウダーに使われる、だしもよく出る貝で、今は東京湾でもたくさん獲れるそうです。丁寧に下処理から行い、毎日2時間かけてスープを炊いています。
貝だしスープでいただく人気の「潮らぁ麺」は塩と胡椒ベースのラーメン。貝の風味が口の中に広がり、上品で奥深い味わいです。ホンビノス貝はクセがなく、貝の旨みがしっかりありますよ。低温調理で時間をかけて作ったトッピングのチャーシューもジューシー。「醤油らぁ麺」もあります。
ほかにもバターと貝、細かく刻んだチャーシューを混ぜていただく「潮まぜそば」や、貝だしスープでごはんを炊いた「貝出汁ライス」もおすすめです。
横須賀市内唯一の牧場「関口牧場」のジャージー牛乳を使ったジェラート店「YOKOSUKA GELATO FACTORY」。コクのある牛乳で作る自家製ジェラートは濃厚なミルク味。「ミルク」をベースに12種類の日替わりフレーバーが楽しめます。
一番人気は「ミルク」で、次に人気なのが「チェリーチーズケーキ」。米海軍横須賀基地から提供されたチーズケーキのレシピと、日本の桜(チェリー)を合わせた「ヨコスカチェリーチーズケーキ」は横須賀名物として知られています。こちらではダークチェリーを煮詰めてソースを作り、ミルクジェラートにクリームチーズも加えたフレーバー。クラッカーが乗っているので、ざくっとした食感もあり、ケーキを食べているようですよ。
「海軍コーヒー」も横須賀らしいフレーバー。旧海軍はコーヒー豆を船に持ち込んで、焙煎していたといいます。「海軍コーヒー」は2度焙煎をして濃いめのエスプレッソにしているため、しっかりコーヒーの味わいが出ています。
ほかにも土・日曜中心に横須賀産のトマトやとうもろこし、枝豆、かぼちゃなど、旬の野菜を使ったフレーバーも登場。2種類選べるので、気になる味を組み合わせてみては。
1910(明治43)年に創業した横須賀の老舗精肉店「横須賀松坂屋」。ブランドで選ぶのではなく、目で確かめて厳選した肉を提供し、地元のファンも多い精肉店です。なかでも評判なのが、三浦半島の食材を使ったマイスター手作りのクラフトソーセージ。「あらびきガーリックハーブ」は本場ドイツのIFFAで金賞を受賞した逸品です。
鮮やかな緑のソーセージ「グリーン」は、地元農家のホウレンソウやキャベツをはじめ、葉物野菜の外側などフードロスになるものを使っています。東京湾のイカを使った珍しい「イカ墨」もありますよ。味がしっかりしているので、なにもつけなくてもおいしいです。
新店で新たに作られた「ニューポートドック」は、同じよこすかポートマーケット内の「溶岩窯パン工房 ブロートバウム」とのコラボで、ウインナーに合うものをと特注したソフトフランスパンを使用。パンに挟むソーセージは8種類から選べ、できたてのアツアツソーセージが味わえます。プリっとして、肉汁がジュワーッと出てくるソーセージとパンの相性もぴったりです。
本店でも一番人気なのが「スカメンチ」。和牛で作るメンチは、柔らかい良質の牛肉を手切りで粗挽きにして使うため、肉の食感もあります。サクサクの衣で、ソースがなくてもおいしい、ジューシーなメンチですよ。
アメリカの探偵小説「フィリップ・マーロウ」をモデルにした、オリジナルビーカー入りプリンでおなじみの人気店「MARLOWE」。本店は三浦半島の西海岸、横須賀市秋谷にあるレストランですが、東海岸は初出店です。名物のプリンは無添加で、卵の力だけで固めた手作りの焼きプリン。お皿にあけたときにしっかり立つように仕上げています。北海道産の新鮮な牛乳や食菜卵など、食材にもこだわっています。
常時10~15種類のプリンが並び、よこすかポートマーケット限定の「三浦かぼちゃプリン」は砂糖不使用で、甘みは糖度の高いかぼちゃのみ。固めのプリンですが口当たりはなめらかで、かぼちゃを食べているようなやさしい甘さに包まれます。
アーモンドプードルを使ったグルテンフリーの焼き菓子「横須賀ハニーレモン 潮風ボーロ」も、よこすかポートマーケット限定のスイーツ。横須賀市浦賀の農園が無農薬で栽培しているレモンの果汁や皮をすりおろして生地に入れています。
いただくとレモンの香りと味が口の中で広がり、少しほろ苦さもあるしっとりした大人のケーキです。ローズマリーや、国産のはちみつのやさしい甘さもきいていて、おみやげにおすすめ。
アーモンドプードルと3種類の小麦粉をブレンドして作る人気の「ビスコッティ」。こちらはよこすかポートマーケット限定のパッケージがあります。箱入りは横須賀生まれの店長が好きな夕空をイメージし、横須賀の夕暮れ時の空をグラデーションで表現したものだそう。黄色い缶には猿島や観音崎灯台が描かれています。
毎月第2・4金曜夜には屋内のデッキで、アーティストの演奏やダンスなどのイベントを開催。夕食を食べながら楽しむのもおすすめです。横須賀を訪れた際にはぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。

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