今夜2日(金)は関東では局地的に激しい雨が降り、これからの帰宅時間帯に雨のピークを迎えそうです。警報級の大雨となる可能性があり、土砂災害などに注意・警戒が必要です。明日3日(土)からのゴールデンウィーク後半は晴れる日が多いでしょう。熱中症や紫外線対策をしっかりとしてお過ごしください。
今日2日(金)、関東地方は本州の南岸を進む低気圧の影響で、広く雨が降っています。南部の沿岸や伊豆諸島付近を中心に発達した雨雲がかかっているほか、内陸や北部でも局地的に雨雲が発達しています。1時間降水量は、小田原(神奈川県)で午後4時40分までに32.5ミリを観測したほか、上里見(群馬県)で午後2時36分までに28.0ミリ、榛名山(群馬県)で午後2時58分までに27.5ミリを観測しました。
関東は、この後、帰宅時間帯に雨のピークを迎えそうです。夜遅くにかけて局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る予想です。傘を差していても濡れてしまったり、道路が冠水したりするくらいの降り方になりますので、雨雲レーダーを確認し、近くに発達した雨雲がある場合には、帰宅時間を少しずらすと良さそうです。
なお、予想以上に雨雲が発達したり、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性もあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意してください。
雨は日付が変わるころになるとやむ所が多いでしょう。千葉県や茨城県では明日3日(土)憲法記念日の未明まで雨の残る所がありそうですが、次第に雨雲は東へ抜けていく見込みです。
今日2日(金)に予想される1時間降水量は、多い所で、
関東南部と伊豆諸島で40ミリ、
関東北部で30ミリです。
また、今日2日(金)午後6時から明日3日(土)憲法記念日の午後6時までの24時間に予想される雨の量は、多い所で、
伊豆諸島で80ミリ、
関東南部と北部で60ミリです。
※追記
2日午後6時現在、神奈川県東部に「大雨警報」と「洪水警報」、神奈川県西部に「大雨警報」が発表されています。
明日3日(土)憲法記念日は、日中は各地で晴れてお出かけ日和となりそうです。最高気温は今日2日(金)より5℃前後高くなり、前橋では25℃と夏日となる予想です。
4日(日)みどりの日は、ゴールデンウィーク後半の暑さのピークとなり、最高気温は東京で27℃、横浜とさいたま、前橋で26℃の予想です。日中は上着を着ていると暑いくらいでしょう。屋外での活動の際や車の内での熱中症に注意してください。また、各地で強い日差しが照りつけるため、紫外線対策も必要です。
5日(月)こどもの日も各地で晴れて、過ごしやすい陽気となりそうです。
一方、ゴールデンウィーク最終日の6日(火)振替休日は、低気圧や前線が通過する影響で、関東は広く雨が降るでしょう。最高気温は18℃〜20℃くらいの予想です。
7日(水)は一部で雨が残りますが、天気が回復するでしょう。8日(木)は北部で雨の降ることがありますが、9日(金)は各地で晴れ間がありそうです。
10日(土)、11日(日)は晴れ間があるでしょう。
12日(月)は低気圧の影響で各地で雨が降りそうです。
12日(月)以降、日本付近は暖かい空気に覆われる予想で、関東は連日、最高気温25℃以上の夏日となるでしょう。暑さが続くため、熱中症対策をしっかりとしてお過ごしください。
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。