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【毎日おやつ】まるで工芸品。地元産の米粉を木型で打ち出した「高岡ラムネ」/富山県

  • 2021年2月8日
  • ことりっぷ


全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は富山県の「高岡ラムネ」をご紹介します。
紙モノ雑貨のような美しいイラストがデザインされた「高岡ラムネ」。開けてみると和菓子の落雁のように凹凸のある小粒の花型が並んでいてます。その細やかな美しさは、駄菓子のラムネのイメージとは異なる品。ひと粒をそっと取って口に運ぶと、ほのかな清涼感を伴う苺の甘酸っぱい味わいがスゥーッと優しく溶けていきます。
落雁のようなこの美しい形は、和菓子の木型を使って和菓子職人による手作りにより実現しているそう。優しい味わいは、一般的に駄菓子のラムネに使われているコーンスターチや人口香料の代わりとして、富山県産コシヒカリの米粉や国産の天然素材を使っての味付けによるものです。
このお菓子を手掛けている「大野屋」は、富山の旧北陸道に位置する高岡の、文化と商いの中心地であった山町で180年以上も続く老舗菓子舗。「高岡ラムネ」は、和菓子職人の技術をもってこれまでにない菓子を作りたいという思いから誕生しました。落雁のようなラムネですが材料もまったく違うことから、繊細な木型も木型職人にオーダーしたオリジナル。
その美しいパッケージから、高岡のおみやげ以外に贈答用としても人気を呼んでいます。定番である「花尽くし」や柚子味の「貝尽くし」のほか、四季の風物詩をモチーフにしたシリーズもシーズンごとに店頭に並び、街を訪れる度のお楽しみに。
ご褒美のように、見た目を愛でて、ゆっくり溶けていくのを楽しみたいお菓子です。

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