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お庭の自然に癒されながらゆっくり一息。古民家カフェ「藤香想」

  • 2020年12月12日
  • ことりっぷ


四季折々に移ろう庭の自然が美しい古民家カフェ「藤香想(トウカソウ)」。庭で採れた山桃のソースがたっぷりとかかった「雑穀マフィンパン」や、古代米を使ったもちもち食感のおはぎ「あかね餅」などオリジナルの料理が人気です。静かな庭に佇むカフェで、美味しくて体にもやさしいスイーツとごはんを食べながらほっこりしませんか。
有楽町線要町駅からえびす通りを抜け歩くこと5分。手入れの行き届いた草花や木々が並ぶ石畳の小路の先に「藤香想」はあります。
梅や椿、紫陽花に彼岸花や紅葉など季節を感じる庭の自然に囲まれて、築60年以上の古民家をリノベーションした一軒家が佇んでいます。
日本建築のあたたかみを感じる店内は、木枠の大きな窓から自然の光が差し込み、食事をしながら庭の自然を楽しむことも。そよ風に揺らぐ木々や色づく季節の花々に心が和みます。
元々、会社勤めをされていたオーナーの本橋さんは「皆の集う場所をつくりたい」との思いで店を始めたのだそう。そのため、カフェではヨガや演奏会、哲学カフェ、苔テラリウムなどのイベントも開催しています。スケジュールは公式ホームページやFacebookなどでチェックできますよ。
発芽玄米やもちきびなど7種の穀物が入った素朴な風味の「雑穀マフィンパン」はぜひ味わってみたい一品です。庭で採れた杏子のソース・山桃のソース、自家製小豆あんなどからトッピングを選べます。
山桃ソースのかかった雑穀マフィンパンは、ふんわりした食感のマフィンにひんやり甘いアイスと野性味のある甘酸っぱいソースがマッチ。マフィンにのったアイスクリームと山桃の、ゆきんこの帽子のような見た目が可愛らしいですね。
人気メニューの「あかね餅」は、あかね米という黒い古代米で作ったお餅でたっぷりのこし餡を包んだ一品です。ふっくらと炊き上げられたつやつやのあかね餅は、もちもちと噛み応えのある食感。
亜鉛や鉄分、ミネラル類などの栄養素を含み、深みのあるお餅の味が甘さ控えめな餡とよくあいます。
ドリンクには無農薬、無化学栽培のフェアトレードコーヒー豆を使用した自家焙煎珈琲がおすすめ。コクと甘みのバランスが良くスッキリとした酸味が特徴で、あかね餅とも相性ばっちりです。
しっかりと食事をしたい方は、ごはんメニューはいかがでしょうか。「陸」はローストビーフ丼がメインの定食で、オーナーの祖父母の故郷、千葉県東庄町で栽培した低農薬米を使っています。
定食に添えられた醤油は、1年間じっくりと熟成させた旨みの強い味。しっとり上品な脂身の柔らかい肉にかけて食べると、お口の中でとろけます。
醤油の蔵元も東庄町で、店主自らが現地に赴き蔵元の想いに惚れこまれたのだそう。
作り手の想いが詰まった定食を食べれば、お腹だけでなく心も満たされるのを感じます。
お店ではあかね米(540円/3合)やあかね餅(194円/1個)、醤油(756円)なども販売しているので、お土産に購入するのもいいですね。
庭の自然に囲まれひっそりと佇む「藤香想」。
隠れ家のような古民家カフェで心満たされるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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