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地元の人が本当におすすめしたいツウな「ふるさと納税」返礼品はコレ

  • 2023年12月5日
  • コロカル
今月のテーマ 「ふるさと納税返礼品 2023」

活用している人も年々増加しているという全国の自治体に寄付ができる「ふるさと納税」制度。

2021年もさまざまな地域に住むみなさんから自慢の返礼品を紹介してもらいましたが、今回は歴史ある名店や伝統工芸から生まれたアイテムをピックアップ!

本年度分の申し込みは12月末までと残りわずか。趣向を凝らした逸品ばかりなので、気になる人は急いでチェックしてみて。

【東京都武蔵野市】安政2年創業の和菓子店がつくる、絵本のような〈井の頭の森クッキー缶〉

吉祥寺駅から徒歩8分、井の頭通り沿いにある〈御菓子処 俵屋〉は、安政2年(1855年)に京都の福知山で御菓子造処司として創業し、代々伝統を受け継ぎながら、30年ほど前に吉祥寺に移転してきた老舗の和菓子店です。

和菓子職人の友田瑞穂さん(右)、パティシエの川島智紗さん(左)。クッキーなどの洋菓子をやりたい気持ちがあった友田さんは、専門学校の同級生である川島さんを誘って商品を製造しています。

和菓子職人の友田瑞穂さん(右)、パティシエの川島智紗さん(左)。クッキーなどの洋菓子をやりたい気持ちがあった友田さんは、専門学校の同級生である川島さんを誘って商品を製造しています。

同店の伝統的な商品の甘納豆や御召列車饅頭、俵最中などの和菓子を和菓子職人の友田さんが、クッキーやフロランタン、パウンドケーキなどをパティシエの川島さんがひとつひとつ、ていねいにつくっています。

いちご大福や栗子餅など季節の和菓子も評判。

いちご大福や栗子餅など季節の和菓子も評判。

そんな老舗和菓子店に、「絵本のような可愛らしいクッキー缶」をコンセプトにした〈井の頭の森クッキー缶〉(寄付金額:14000円※)が登場。武蔵野市のふるさと納税の返礼品としても購入できることになりました。※11月現在の金額。今後変更予定。

食感や彩りのアクセントにキャラメルナッツや天然着色の金平糖も散りばめられています。

食感や彩りのアクセントにキャラメルナッツや天然着色の金平糖も散りばめられています。

10種のクッキーは、アーモンド、くるみ、マカダミアナッツやヘーゼルナッツパウダーを使用。発酵バターの風味豊かなリスのクッキーや、米粉を使用した口溶けのやさしい米粉クッキー、宇治抹茶を練り込んだどんぐりのクッキーなど和のエッセンスも取り入れています。

絵本のようなリーフレットを読みながら味わえば、ほっこりした気持ちになれること間違いなし。

絵本のようなリーフレットを読みながら味わえば、ほっこりした気持ちになれること間違いなし。

お菓子はすべて化学製食品添加物不使用。小さな子どもも安心して食べられます。今年のふるさと納税は老舗和菓子店がつくるクッキーを選んでみては?

information

東京都武蔵野市のふるさと納税

https://www.city.musashino.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/furusatonozei/1023418.html

Web:御菓子処 俵屋

photo & text

Momo*Kinari きなり・もも

ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。 国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 Twitter:@Momo_kinari

【岩手県奥州市】歴史ある伝統工芸品を今のライフスタイルへフィットさせた道具〈iwayado craft〉 の米びつ

第1弾では南部鉄器について書きましたが、今回はもうひとつの伝統工芸品「岩谷堂箪笥」……の端材を活用した〈iwayado craft〉の米びつを紹介します。

江戸時代からつくり続けられている「岩谷堂箪笥」。平泉文化を象徴する漆塗りに仕上げ、彫金が施された重厚感のあるデザインですが、なかには車輪がついていたり、階段になっていたり、機能面でも創意工夫のある民芸家具として歴史を重ねています。

伝統工芸品である「岩谷堂箪笥」。

伝統工芸品である「岩谷堂箪笥」。

そして、時代の流れとともにライフスタイルも変容し、箪笥としてだけでなく「暮らしの一部になれるものづくり」をテーマに、製作過程で出る端材を生活雑貨へアップサイクルする〈iwayado craft〉がスタート。

さまざまな形をしたかわいいブローチ。

さまざまな形をしたかわいいブローチ。

桐材を使用した米びつは防虫・調湿性にすぐれていて、外側は漆塗りで耐久性がアップするのに加え、使っていくうちに落ち着いた色味へと馴染んでいくのも楽しめそうです。

左が漆仕上げタイプ、右は木地タイプ。焼印もアクセントに◎。

左が漆仕上げタイプ、右は木地タイプ。焼印もアクセントに◎。

お米の保存はもちろん、ブレッドケースや道具箱としてもおすすめ。フランスで開催された展示販売会でも紹介されたそうです。

木の温もりと伝統工芸の技を感じられる心地よい道具。みなさんのおうちにいかがでしょうか。

information

岩手県奥州市のふるさと納税サイト

https://www.city.oshu.iwate.jp/hurusato_tax/index.html

photo & text

小川ちひろ おがわ・ちひろ

遊軍スタイルフリーコーディネーター。東京出身。オーストラリアや台湾での海外生活も経験する放浪人間。異なる文化や感覚を持つ「人」に興味を抱く。 転職を機に〈地域おこし協力隊〉の制度を活用して岩手へ移住。現在は遊軍スタイルのフリーコーディネーターとして、旅するように東北の暮らしを堪能中。フットワークの軽さとコミュニティの広さをいかして、人をつなげてケミカルな反応が起こる「場」や「間」を創り出すことを楽しんでいる。

【新潟県新潟市】創業80有余年の老舗。新潟名物の〈竹徳かまぼこ〉

百貨店や観光施設などに店舗を構える〈竹徳かまぼこ〉。人が集まるスポットには必ず〈竹徳かまぼこ〉がある、と言っても過言ではない新潟の名物です。県民からすると贈答品やお祝いごとでいただく、「ちょっと豪勢なかまぼこ」と表現したらいいでしょうか。

看板商品のひとつ「しんじょう」は揚げてあるのが特徴です。このひと手間でグッとおいしくなるそう。温めるとふわっといい香りが広がります。最近口にしたもので、いちばんおいしいな、なんて考えながら目を閉じてじっくりいただきました(笑)。

今回は購入しそびれてしまったものの、〈煮玉子しんじょう〉は人気テレビ番組でも取り上げられるほどの味わいだそうです。次は必ず買ってこなければ。

〈海老しんじょう〉と新潟でとれる甘海老(南蛮海老と呼びます)が入った〈甘海老しんじょう〉。

〈海老しんじょう〉と新潟でとれる甘海老(南蛮海老と呼びます)が入った〈甘海老しんじょう〉。

紅白のかまぼこはもちろん「揚げかま」も有名です。つるんとしてやわらかい食感が最高でした。

〈佐渡もずく天〉と新潟の茶豆が使われている〈枝豆天〉をチョイス。

〈佐渡もずく天〉と新潟の茶豆が使われている〈枝豆天〉をチョイス。

今の時期にぴったりな〈新潟おでん〉もラインナップ!具材を個別に下準備するので、澄んだお出汁になるのだとか。ある雑誌の「楽天のお取り寄せおでん」ランキングで1位にもなったプロも納得の味です。

〈しんじょう〉を入れてもおいしいそうです。そのままでもおいしい〈しんじょう〉をおでんに入れる……。なんて贅沢なんでしょう。

〈しんじょう〉を入れてもおいしいそうです。そのままでもおいしい〈しんじょう〉をおでんに入れる……。なんて贅沢なんでしょう。

〈竹徳かまぼこ〉の商品は、ふるさと納税でお取り寄せができます。お正月は新潟の老舗の味を楽しんでみてください!

information

新潟県新潟市のふるさと納税

https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/seisaku/jigyoproject/furusatokifukin.html

Web:竹徳かまぼこ

profile

齋藤悦子 さいとう・えつこ

新潟在住のフリーライター。しばらく勤め人でしたが、ひょんなことからライターの道へ。南魚沼市→新潟市→阿賀町→新潟市と県内を転居する生活をしています。寝るのが大好き、朝が苦手、スノーボードとたまに登山、ラジオとエッセイとレモンチューハイが好き。Instagram:@suzuki_epi/

text & photo

Momo*Kinari, Chihiro Ogawa, Etsuko Saito

Momo*Kinari/小川ちひろ/齋藤悦子

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